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グミ

「先生、グミ食べる?」
と聞かれたのがきっかけだった。
「グミってゼリーみたいなやつのこと?」
「ゼリーとは違うけど、プニプ二してておいしいよ」
「食べたことないなあ・・」
「それじゃあ、食べてみて」
と女の子が渡してくれたグミは確かにプニプにしていた。これがおいしいのか?とかなり疑心暗鬼になったが、せっかくくれたものを無碍にはできない。少しばかり勇気を振り絞って口に入れてみた。・・・・・・・。う~~ん、何とも言えない。おいしいのかまずいのか、どちらとも言えない。う~~ん・・・。
 私が子供のときにグミなどという食べ物はなかった。それもそのはず、『日本では、1980年に明治製菓がコーラアップという製品を発売したのが日本初であり、1988年になって同じく明治製菓が果汁グミという製品を発売したのをきっかけに広く知られるようになった』とWiki に書かれてあった。子供のときに食べたことのないお菓子を大人になって食べるのには少々勇気がいる。新しいものにチャレンジする意欲がなくなってきているのは実感するが、そんなことばかり言っていたら退嬰的になるだけだ。どんどん新しいことに体当たりしていくようにしなければ・・・。
 そこでスーパーで何種類かのグミを買い込んできて、私にとってグミはおいしいものなのかどうか、白黒つけることにした。グミを初めて日本に紹介したという功績に敬意を表して、明治製菓の「果汁グミ」6種類で試してみた。そもそもグミとは、「果汁などをゼラチンで固めたキャンディー菓子の一種」なので、果汁の種類と食感によって、好き嫌いが大きく分かれるものではないだろうか、そんな予感を持ちながら次の6種類をエントリーした。

  

  

 パッケージには「グミ独特の食感をつくっている”ゼラチン”はコラーゲンの一種です。だからグミはおいしく噛んで、たっぷりコラーゲンを摂ることができるんです」と書いてある。「果汁100」とある4種類のグミには、一袋あたりのコラーゲンが2600~2800mg含まれているという。「ぷぷるん」という商品名のものは、コラーゲンが1500mgとかなり少なくなっているが、こちらは、「ぷるプルやわらか食感グミを果汁グミで包んだダブル食感」が売り物のようだ。袋から取り出して形や色を比べてみた。

  

  

 見た目は「果汁グミ」の方が、果物の形を象っていて、可愛らしい。香りはどれもそれぞれ独特の芳香を放っていて、私を誘ってくる。一つ一つ口に入れてみた。
 まず、「果汁グミ」の方はどれも少しばかり固めだと気づいた。しかも味が濃い。その上甘い。しばらくその味が口に残ってしまった。う~~ん、余り好みじゃない・・・。次に「ぷぷるん」を食べてみた。えっ?何、この食感は?確かに二重構造になっている。固すぎず柔らかすぎず、絶妙のバランスを保ったゼラチンが適度の果汁とともに口の中に広がる。おいしい!!特に「シャルドネ&マスカット」は、本物のブドウを食べている錯覚に陥るほどだった。まさしく絶品だ。
 塾生の何人かにも試食してもらったが、やはり私と同意見の生徒が多かった。恐るべし、「ぷぷるん」!!
 
 クセになりそう・・・。

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