毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
あじさい
いつの間にか6月が過ぎようとしている。今年の6月は、とうとう50歳を超えたという点では特筆すべき年ではあったが、かと言って何か他に特別なことがあったわけでもなく、いつものように淡々と過ぎていってしまう。
6月といえば、梅雨。梅雨といえば、あじさい・・、などとありきたりの連想しかできないほど、「6月・梅雨・あじさい」は連環している。(Link の訳語に「連環」はいい)
あじさいの花の色が変わるのは知っていたが、真っ白なままのあじさいがあるとは知らなかった。塾生を送っていった時に、庭先に咲いているのを見つけた。珍しい気がしたので写真を撮らせてもらった。
あじさいは植えてある土のPHによって色が決まる、という説を読んだ覚えがあるが本当だろうか。
万葉集に、あじさいを詠った橘諸兄の歌がある。
「あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ」
(あじさいの花が八重に咲くように、何代にもわたって健勝でいらっしゃってください、花を眺めては貴方を思い出します)
この歌を見つけて悦に入っていたら、「あじさいの花びらに見えるのは、実はがくなんだよ」、と妻が薀蓄を披露してくれた。「中心にあって小さくめだたないのが本来の花なんだって。ふつうの丸く咲くあじさいもそうだけど、平べったいあじさいは「がくあじさい」って呼ばれてる」と豆知識を披露してくれた。上の写真で言えば、下段のあじさいが「がくあじさい」だ。私としては、こんもり丸くなったほうがあじさいらしくて好きだ・・。
今年の梅雨で一番私が驚いたのは次のニュースだ。
「実は毒!うっかり食卓に…アジサイの葉で食中毒」6月22日19時39分配信 産経新聞
アジサイの葉は有毒なので、ご用心。
茨城県は22日、つくば市内の飲食店で料理に添えられていたアジサイの葉を食べた客8人が食中毒症状を訴えたと発表した。2人が病院で検査を受けたが、全員快方に向かっている。
県によると、アジサイの葉などには「青酸配糖体」と呼ばれる有毒成分が含まれ、胃の中の消化酵素と反応することで、青酸(シアン)が生成され、中毒症状を引き起こすという。
店はアジサイが有毒植物と知らず料理に使ったとみられ、県は「アジサイの葉による食中毒は極めて珍しい」(食の安全対策室)としている。
万葉の時代にあじさいの葉を食べようなどという酔狂な人物はいなかったかもしれない。もしそういう人たちが多くいたなら、「あじさいの葉には毒がある」ということがもっと広く人口に膾炙していただろうから。
しかし、あんなに気持ちの悪い形をしたなまこだって、昔に食べた人がいたからこそ、今現在私たちが口に運ぶことができる。あじさいの葉を誰も食べたことがないとはとても思えないが、あじさいの持つ毒性くらいでは、頑丈な昔の人たちには何も起こらなかったのかもしれない。中毒症状が起きてもさほど気にも留めなかったのかもしれない。どれだけの毒性をもっているのか、試すのはさすがに怖いから、あじさいの話題はもうこれくらいにしておこう・・。
6月といえば、梅雨。梅雨といえば、あじさい・・、などとありきたりの連想しかできないほど、「6月・梅雨・あじさい」は連環している。(Link の訳語に「連環」はいい)
あじさいの花の色が変わるのは知っていたが、真っ白なままのあじさいがあるとは知らなかった。塾生を送っていった時に、庭先に咲いているのを見つけた。珍しい気がしたので写真を撮らせてもらった。
あじさいは植えてある土のPHによって色が決まる、という説を読んだ覚えがあるが本当だろうか。
万葉集に、あじさいを詠った橘諸兄の歌がある。
「あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ」
(あじさいの花が八重に咲くように、何代にもわたって健勝でいらっしゃってください、花を眺めては貴方を思い出します)
この歌を見つけて悦に入っていたら、「あじさいの花びらに見えるのは、実はがくなんだよ」、と妻が薀蓄を披露してくれた。「中心にあって小さくめだたないのが本来の花なんだって。ふつうの丸く咲くあじさいもそうだけど、平べったいあじさいは「がくあじさい」って呼ばれてる」と豆知識を披露してくれた。上の写真で言えば、下段のあじさいが「がくあじさい」だ。私としては、こんもり丸くなったほうがあじさいらしくて好きだ・・。
今年の梅雨で一番私が驚いたのは次のニュースだ。
「実は毒!うっかり食卓に…アジサイの葉で食中毒」6月22日19時39分配信 産経新聞
アジサイの葉は有毒なので、ご用心。
茨城県は22日、つくば市内の飲食店で料理に添えられていたアジサイの葉を食べた客8人が食中毒症状を訴えたと発表した。2人が病院で検査を受けたが、全員快方に向かっている。
県によると、アジサイの葉などには「青酸配糖体」と呼ばれる有毒成分が含まれ、胃の中の消化酵素と反応することで、青酸(シアン)が生成され、中毒症状を引き起こすという。
店はアジサイが有毒植物と知らず料理に使ったとみられ、県は「アジサイの葉による食中毒は極めて珍しい」(食の安全対策室)としている。
万葉の時代にあじさいの葉を食べようなどという酔狂な人物はいなかったかもしれない。もしそういう人たちが多くいたなら、「あじさいの葉には毒がある」ということがもっと広く人口に膾炙していただろうから。
しかし、あんなに気持ちの悪い形をしたなまこだって、昔に食べた人がいたからこそ、今現在私たちが口に運ぶことができる。あじさいの葉を誰も食べたことがないとはとても思えないが、あじさいの持つ毒性くらいでは、頑丈な昔の人たちには何も起こらなかったのかもしれない。中毒症状が起きてもさほど気にも留めなかったのかもしれない。どれだけの毒性をもっているのか、試すのはさすがに怖いから、あじさいの話題はもうこれくらいにしておこう・・。
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