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八百屋の長介

 大相撲の八百長疑惑など、知らぬふりをしていただけで、誰もが「あるかもしれない・・」と思ってきたことだろう。週刊誌が何度もキャンペーンをはったこともあり、場所中のすべての取り組みが真剣勝負だとは思えないと感じてきた人も多いことだろう。しかし、それでも相撲好きな者は力士たちが全力を尽くしていると信じ、贔屓の力士の勝ち負けに一喜一憂する。それこそが大多数のファンの姿勢であり、大相撲を支えてきた力のはずだ。それなのに・・。
 
 予め結果が決まった勝負ほどつまらないものはない。どちらが勝つのか分からずハラハラしながら見るのが勝負観戦の楽しみだ。それなのに、勝負に携わる者が、自分たちの都合で恣意的に勝ち負けを決めてしまうなんて余りに観戦者をバカにしている。どうしてそんなことを平気でやってしまったのか、罪悪感はなかったのだろうか。今は十両力士の摘発ばかりが目立つが、はたして幕内力士は八百長に関与していないのだろうか。さらには八百長は大相撲全体に蔓延している風潮なのかどうか、考えれば考えるほど腹が立ってくる・・。

 と同時に、白鵬の連勝記録もすべてが真剣勝負だったのだろうか?とついつい疑いの目を向けてしまう。魁皇の頑張りも出来レースだったのだろうか、などと、今まで通りの目では相撲を観戦できなくなってしまったように思う。なんとまあ、罪作りで残念な話だろう。
 
 はたして3月の大阪場所は開催できるだろうか・・。この前の野球賭博のときは半ば無理やりに名古屋場所開催をしたが、今度の八百長問題は、根が深い分だけ簡単に開催できるはずがない。一度相撲協会を解散させるくらいの気構えをみせなければ、たとえ開催したところで誰も見に行かないだろう・・。

しかし、「八百長」というニュースを聞いて最初に頭に浮かんだのは、次のような連想だった。

八百長→八百屋の長介→いかりや長介→「だめだこりゃ」 

 他愛もない連想だが、自分としてはなかなかの傑作だと思う。
 もちろんこの「だめだこりゃ」は、相撲協会に向けられた言葉だが・・。

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