じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教育再生会議の議事録

2006-12-24 18:02:19 | 教育
★ 野依さんの「塾禁止」発言があったので、どういう文脈から出た言葉なのか議事録要旨を読んでみた。

★ 野依さんのノスタルジーはわかるが、論拠は不明確だ。議事録の内容だけでは単なる「塾嫌い」というだけだ。

★ 今回議事録を読んでみて、要旨だからと好意的に解釈したいが、この教育再生会議なるモノは実にひどい。支離滅裂だし、居酒屋で飲みながら愚痴っているような感じだ。

★ 四六答申や臨教審の時にはもっとデータがありそれに基づいて専門的な論議があったと思う。今回は確固とした信念も科学的な背景もなく、単なる座談会的なものになっている。こんな会議に日本の将来を決められてはたまらないね。
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「塾を禁止」ってか。

2006-12-24 10:19:37 | 教育
★ 教育再生会議で「塾禁止」論議が沸騰したという。

★ 再生会議はどうも方向性がおかしい。今度は「塾悪者論」か。座興かあるいは話題づくりのリークなのかは知らないが、国家権力が「私塾」を禁止することなどできるはずもなく、現実味のない議論だと思う。それとも国策に反するものはすべて禁止などといった、統制社会をめざすのか。

★ 塾はかつては「鬼子」と呼ばれ、「必要悪」とも言われた。とりわけ「公」の立場の人々からは、公教育がよくなれば塾は自然と淘汰されると言った楽観論も聞かれた。

★ しかし、塾は少子化にもかかわらず業態をかえつつますます隆盛を極めている。教職員の子弟も多くが塾に通う状況である。学校の現実を目の当たりにしているだけに、学校だけでは不十分なのがよくわかっておられるのであろう。今日、塾は第二の教育(学習)機関としてその地位を確保するに至った。

★ 塾禁止論議をするなら、まず大学をはじめ高校、中学校、小学校さらには幼稚園に至るまでの入試のあり方を論じるべきであろう。入試が改善され、公教育が充実すれば塾のあり方も変わってくるであろう。

★ リークの背景には何らかの意図を感じる。
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