じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

北野武著「全思考」

2009-09-18 23:53:07 | Weblog
★ 北野武著「全思考」を読んでいる。

★ タレントの書く本は、どうせゴーストライターが書いているのだろうと敬遠しがちだったが、この本はスゴイ。この内容ならゴーストライターでも何でもかまわない。実に生きる上で示唆に富む本だ。

★ あまりの内容の豊富さにどれを例示していいのかわからないが、「粋」というものがどのようなものか、人間関係と言うものがどのようなものか、更には生きると言うことがどのようなものか、考えるヒントをふんだんに与えてくれる。

★ 下積み時代のことも書かかれていたが、叱ってもらえる人のいることがどれほどありがたいことかがわかった。

★ ふと心にグサッと来たところもあった。うちの塾では新たに塾生を紹介してもらった人に挨拶状と商品券を差し上げているが、そのあいさつ状というものは、ワープロ打ちしたものをコピーしていた。

★ 「しまった」と思った。もらった方は下手な挨拶状より商品券の方がうれしいに決まっているが、送る方としては、この挨拶状にもっと気持ちを込めるべきだった。今更後悔しても仕方がないが、これからは改めていきたいと思った。

★ 心配りは難しいが、その妙を得てこそ「おとな」なんだなぁと思った。

★ 北野武さんはただ者ではない。2度は繰り返して読みたい本だと思った。
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