じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「地上より永遠に」

2018-10-20 13:09:44 | Weblog
☆ 映画「地上より永遠に」(1953年)を観た。

☆ ハワイの陸軍基地に一人の上等兵・ブルーイットが転属してくる。ラッパの名手で元ボクサー。中隊長(大尉)は彼をボクシングチームに入れようとするが、彼は拒む。それから陰湿ないじめが始まる。

☆ 有能で道理をわきまえる下士官ウォーデン(バート・ランカスター)は彼をかばうが、自らは中隊長の妻と不倫中。

☆ そんな彼らに運命の日、1941年12月7日(日本時間では8日)がやってくる。

☆ 激しい戦闘シーンの後で、最後は静かなエンディングになっている。

☆ バート・ランカスター、デボラ・カーという美男美女のラブシーン。フランク・シナトラ(あんなサル顔だったんだね)の演技が見せ所だ。

☆ 女癖が悪そうな中隊長。なぜモテるのか不可解だった。
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悲しくも屈折した少年心理

2018-10-20 10:33:47 | Weblog
☆ 埼玉県で起きた高齢夫婦殺傷事件。逮捕された中学3年生の孫は「学校に許せない生徒がいて殺すつもりだった。家族に迷惑がかかるので、まず家族を殺してからにしようと思った」(共同通信社)と供述しているという。

☆ 人の心は複雑で、他人が推しはかることは難しい。何か事件が起こると理解できる理由を考えて納得しようとする。今回もこの断片的な供述の背後にどれほどの複雑な思いがあるのかはわからない。

☆ ただ、「真面目だが友達は少なかった」という教頭の発言から、この少年がいくつもの怒りや悲しみを心に堆積させていたのではないかと想像する。

☆ 「殺したいほど許せない生徒」、いじめやスクールカーストの存在をうかがわせる。意図的な悪意のあるいじめもあれば、人にちょっかいをださなければ気が済まない性癖をもった生徒もいる。加害者にとっては何気ない言動が人を傷つける場合も多い。

☆ 以前、弱い者をいじめたり、いたずらを繰り返す生徒に「なぜそんなことをするのか」と尋ねたことがある。彼は「面白いから」と無表情で答えた。背筋が寒くなる思いがした。童顔な彼から発せられたその言葉に悪魔性を感じだ。

☆ 今回の加害少年、鬱積された怒りが最愛の家族への凶器になってしまったのが悲しい。では、許せない生徒を殺して良いのかとなるとそれも許されまい。攻撃して道を開くか、一時的に退避するか。妥協できない少年の心が悲しい。

☆ 危機に直面している子どもたちは多いのかも知れない。「殺したいほど嫌なヤツ」というのは案外誰にも経験があるかも知れない。実行に移す壁をいかに高くするか。ストレスを発散する環境をどうつくるか。ストレスを生まない人間関係をどう構築するか。人が群れて生きる限り避けられない課題なのかも知れない。
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