☆ 映画「わが命つきるとも」(1966年)を観た。「ユートピア」の作家として有名なトーマス・モアの話。
☆ 1528年、国王・ヘンリー8世は王妃キャサリンとの離婚をめぐりローマ法王と対立していた。そして自らイギリス国教会を創設、そのトップの座に座る。貴族や議員たちは王の報復を恐れてこれを認めるが、唯一、トーマス・モアだけが自らの信念をもとにこれを拒絶。王の逆鱗に触れ、反逆罪で斬首される。
☆ 絶対王政や教会の権威について、私には実感はない。ただ「悪法も法なり」と言って毒杯を仰いだソクラテスのように、自らの信念に従ったトーマス・モアの生きざまに感銘を受ける。処世のためには信念を曲げればよいのだが、彼にはそれができなかった。
☆ 離婚問題がきっかけになっているが、それは引き金に過ぎず、背後に教会と王権の権力争いがあったようだ。いずれにせよイエスがこの歴史を見たら、さぞ悲しむだろう。
☆ 1528年、国王・ヘンリー8世は王妃キャサリンとの離婚をめぐりローマ法王と対立していた。そして自らイギリス国教会を創設、そのトップの座に座る。貴族や議員たちは王の報復を恐れてこれを認めるが、唯一、トーマス・モアだけが自らの信念をもとにこれを拒絶。王の逆鱗に触れ、反逆罪で斬首される。
☆ 絶対王政や教会の権威について、私には実感はない。ただ「悪法も法なり」と言って毒杯を仰いだソクラテスのように、自らの信念に従ったトーマス・モアの生きざまに感銘を受ける。処世のためには信念を曲げればよいのだが、彼にはそれができなかった。
☆ 離婚問題がきっかけになっているが、それは引き金に過ぎず、背後に教会と王権の権力争いがあったようだ。いずれにせよイエスがこの歴史を見たら、さぞ悲しむだろう。