じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「FLU 運命の36時間」

2019-09-15 22:57:23 | Weblog
☆ 映画「FLU 運命の36時間」(2013年)を観た。

☆ 最近、日本映画はコミックの実写化が多くてつまらない。それにひきかえ韓国映画は面白い。

☆ 「FLU 運命の36時間」は、鳥インフルエンザがアウトブレイクすればというパニック映画。町を閉鎖して住民を隔離したり、初期段階で政治家たちが有効な手を打てないところは、カミュの「ペスト」のようだ。

☆ 病原体が原因ではないが、「マーシャル・ロー」(1998年)も思い起こさせる。「感染列島」(2008年)はどんなだったかな。ダスティン・ホフマンの「アウトブレイク」(1995年)は記憶に残っている。あれは細菌兵器が原因だったよね。

☆ 大統領と首相、首相の後ろ盾の在韓アメリカ軍。ちょっと大統領がヒーローになりすぎているようにも思うが、そんなことを言ったら「インデペンデンスディ」などはもっとありえない。

☆ 子役の女の子が名演だ。
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荻原浩「トンネル鏡」

2019-09-15 14:15:23 | Weblog
☆ 荻野浩さんの「月の上の観覧車」(新潮文庫)から「トンネル鏡」を読んだ。ある男の半生。ジーンとくる話だった。

☆ 男は故郷に帰る新幹線の中にいる。日本海にある故郷に帰るところだ。繰り返されるトンネルの明暗に照らされながら、母親から逃げるように故郷を発った日を思う。

☆ それから、就職、結婚。夫になり、父になった。母を呼び寄せ同居もした。そして嫁姑の狭間でもがいた。妻との溝が深まり遂に離婚。今、50歳を前に再び故郷に帰ろうとしている。

☆ 年表で書けばそれだけのこと。しかし、そこには一人の男の人生が詰まっている。

☆ それを車窓の風景と共に描いてくれている。まだ半生が残っている。思わず励ましたくなる。
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