じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「探偵・由利麟太郎」

2020-07-03 13:40:16 | Weblog
★ 放映中の「探偵・由利麟太郎」から第1話「花髑髏」を観た。

★ 原作の設定は昭和初期だったが、ドラマでは時代を現代に、そして舞台を京都に移していた。手紙がインターネットに、車夫が運送業者に、長持が大型冷凍庫にと時代に合わせて工夫されていた。

★ 今の時代では放送できない「言葉」をどう表現するのか興味深く見たが、今でいう「知的障害」の書生の設定を子どもにしたり、今でいう「精神障害」を脳内物質で説明したりと苦心の跡が見られた。

★ 原作の崖上でのクライマックスは今では陳腐になったせいか、大幅に変更されていた。

★ 由利麟太郎を演じる吉川晃司さんの渋さが目立った(あの衣装、夏は暑そうだが)。感性を研ぎ澄ますときのポーズが印象的だった。

★ 横溝作品、オリジナルの暗さには及ばないように感じたが、これは時代背景のせいだろうか。脚本家の苦労を慮る。
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