じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

大沢在昌「夜風」

2020-07-24 18:02:04 | Weblog
★ ブックオフで村上春樹訳、レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」を注文しようとしたら品切れだった。そこで、大沢在昌さんの「鏡の顔」(講談社文庫)から「夜風」を読んだ。

★ 「新宿鮫」でおなじみの鮫島警部が語る短い物語。シャブに溺れたために破門されたヤクザから電話があった。上ずった声。何かあったようだ。汗でシャツがへばりつくような蒸し暑い夜、面倒だとは思ったが鮫島は彼に会いに行くことにした。

★ 息が詰まるような熱気、かび臭いビル。五感に訴える作品だ。「大手の軍門にくだらなければ、シノギをつづけていかれないのは、表の稼業も裏の稼業もかわらない」という。裏の「業界」も生き残るのは大変そうだ。

★ さて、NHKドラマ「ロング・グッドバイ」でも観ようかね。

★ ギムレットがないなぁ。ジントニックで我慢するか。
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