じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

伊坂幸太郎「検問」

2022-03-02 16:00:43 | Weblog
★ 京都府公立高校の中期テストまであと6日。この時期は1、2年生の学年末テストとダブルから結構きつい。所定の作業をこなし、新年度生募集のチラシを発注する。中2日ほどで届くから便利な時代だ。新聞購読者が年々減少し、折り込み広告を入れても反応が乏しいので、今年は3000枚だけ入れることにした。

★ さて、今日は日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 ブラフ」(講談社文庫)から、伊坂幸太郎さんの「検問」を読んだ。

★ 女性が男二人にさらわれた。男たちと面識はなく、男たちも拉致の理由を知らない。ただ依頼された仕事をこなすだけのようだ。犯罪も今やアウトソーシングの時代。1つ1つの出来事が、結局はつながり合っているというのが面白かった。

★ 作中のセリフ。「人間『さもなくば』なんて日本語、使う時が来たらおしまいだよ」というのが印象的だった。

★ 中立化し、武装解除せよ「さもなくば」、俺たちが世界有数の核兵器を保有国であることをお忘れなく。最近聞いたようなセリフだ。この「さもなくば」はたぶんロシア語だろうが、プーチンほどの人物がどうしたのだろうか。「ナチ化」云々を侵攻の口実にしているが、ロシアこそかつての「ナチ」の手口と似ているのではないか。

★ 突発的な核戦争。そんなことが起こりうるのだろうか。かつてのテレビドラマ「ザ・デイ・アフター」を思い起こす。
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