じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

今野敏「薔薇の色」

2022-03-18 15:00:19 | Weblog
★ ドラマ「准教授・高槻彰良の推察」第1シーズンを観終わった。予想以上に面白かった。1回ごとの怪奇現象(実は本当の怪奇現象ではない)とシーズンを通しての謎(高槻准教授の過去と新入生・深町君の苦悩)がうまくミキシングされていた。高槻准教授役の伊野尾彗さんの語り口調が良い感じだ。(伊野尾さんが週刊誌を騒がせているのがちょっと心配)

★ さて、今日は日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 プレイ」(講談社文庫)から今野敏さんの「薔薇の色」を読んだ。

★ 一仕事終えて、行きつけのバーでささやかな休息を楽しむ4人の刑事。1人の刑事が他の刑事にクイズを出す。そのバーでは一輪挿しを飾っているが、時には赤い薔薇を、時には黄色い薔薇を挿している。今日は黄色で、回数的には赤が圧倒的に多い。黄色い薔薇の意味は何かという。

★ 余興のつもりで始めたものの、そこは観察眼と推理力が試される刑事。つい本気になってしまう。刑事それぞれの個性が出て楽しい。読みながら読者も推理ゲームに参加させられてしまう。果たして黄色い薔薇の意味は・・・。

★ ページ数にして30ページ弱。昼食後に読むにはちょうど良い長さだ。
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