じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

逢坂剛「悪い手」

2022-03-15 18:12:27 | Weblog
★ 受験が終わって拍子抜けの日々。今日は近隣の中学校の卒業式。塾生とばったり道で会ったら「無事に卒業できました。ありがとうございました」と感動的なセリフ。ヤンチャな子で、中学校でも問題児扱いされていたが、無事に志望校に合格。真っすぐに生きて行って欲しいものだと思った。

★ ドラマ「准教授・高槻彰良の推察」を観始めた。ミステリーに民俗学の蘊蓄が入っているのが面白い。

★ 逢坂剛さんの「悪い手」(日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 ダウト」講談社文庫所収)を読んだ。ある精神科のクリニックを女性が訪れた。暑い最中だというのに長手袋にサングラス。これだけでもミステリアスだが、彼女は自分の「左手がない」という。いや「あるにはありそうなのだが、自分の手ではない」という。サイコセラピストは、彼女の心の奥をのぞこうとするのだが・・・。

★ 長手袋と言えば、「スチュワーデス物語」の片平なぎささんを思い出す。何か怖かったなぁ。

★ 巻末の解説でモーパッサンの「手」が紹介されていた。読んでみたくなった。
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