★ 春期講座や新旧塾生の入れ替えで忙しく、しばらくぶりの更新となりました。
★ 読書は着々と進んでいます。今、一番面白いのが小川洋子さんの「博士の愛した数式」(新潮文庫)。読書の進み具合に応じて映画の方も観ている。
★ 続いて、吉田修一さんの「横道世之介」(文春文庫)。こちらも映画と同時並行。そして、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫)。コンクールの一次予選まで読み進めた。読み進めるほどに面白い。こちらも映画を観ながら。
★ 次が川越宗一さんの「熱源」(文春文庫)。作品は面白いのだが、登場人物の名前が私の中で定着しない。荒俣宏さんの「レックス・ムンディ」(集英社文庫)は異様な世界に入ってきた。宮部みゆきさんの「魔術はささやく」(新潮文庫)。誰に焦点を当てて読むか思案中。薬丸岳さんの「神の子(下)」。これからどう展開するのやら。
★ 石田衣良さんの「4TEEN」(新潮文庫)。馳星周さんの「不夜城」(角川文庫)。これちらも映画を観ながら。
★ 東野圭吾さんの「放課後」(講談社文庫)。いよいよ東野作品を読み始める。ハマるかな。そして貫井徳郎さんの「乱反射」(朝日文庫)。最後まで読み切れるかな。
★ 授業の合間に短篇を一つ。柴田哲孝さんの「狸汁」(光文社文庫)から「久絵尽し」を読んだ。春は桜鯛のシーズンだというが、魚といえばクエ料理が絶品だという。
★ 銀次と女房の町子が営む「味六屋」では、政界の黒幕とその子分の代議士、著名な歌舞伎役者と写真家。彼らが集まり「久絵尽し」を味わうこととなった。
★ 読むだけで料理の味が伝わってきそうだ。