★ 寒暖の差が大きく、身体にこたえる。
★ さて今日は、星新一さんの「ボッコちゃん」(新潮文庫)から「最後の地球人」を読んだ。
★ 科学の進歩により爆発的に増える人類。他の動物や昆虫まで駆逐し、砂漠や山地を開発しても、もはや地球に住む所はなく、中には宇宙空間へと旅立つものも。
★ もはや人類はあらゆる労働からも解放され、地球の完全なる支配者となったが、そうなればなるほど人口は増加を続けた。
★ しかしある日、この流れが止まる。夫婦から1人の子どもしか生まれなくなったのだ。原因は不明。瞬く間に人口は減少に転じ、かつて宇宙へと旅立った人々も地球に帰ってきた。それでも人口は減り続け、遂に1組の夫婦を残すだけになった。彼らは地球の王であり后であった。とはいえもはや彼らに仕える人類は存在しないが。
★ やがて、二人に子どもが生まれる。喜びもつかの間、母親は産後の衰弱で亡くなり、父親も不慮の事故で死ぬ。子どもだけは人工的な保育器で育てられ、成長を続けていた。そしてある日、保育器の蓋が開いた。果たして彼(あるいは彼女)は新たな人類を創造していくのだろうか。
★ 手塚治虫さんの「火の鳥」のような作品だった。SFだけれど、ありえないとも言えない。この作品から学ぶべきことは何だろうか。
☆ 先日、映画「大怪獣のあとしまつ」を観た。松竹と東映が協力してつくったそうだが、評価はさんざんだとか。原発をイメージさせる大怪獣。その後始末に奔走する人々。コミカルな閣僚たちのやりとり。舞台劇なら良かったのかな。
☆ 「ジョン・ウィック」第3作目「パラベラム」を観てると、「VIVANT」の冒頭シーンを思い出した。