★ 人類はどのように滅ぶか。自分が生きている間には起こらないとは思うが、いつかは訪れる日。それにはいくつかのシナリオが考えられている。
★ 地球外の小惑星が地球に激突し環境を一気に変えてしまうのか。地殻変動による巨大噴火や磁場の変化で環境が変わってしまうのか。
★ 核戦争や原発事故による放射能汚染や未知のウイルスのパンデミックはありそうだ。
★ 高野和明さん「ジェノサイド(上)」(角川文庫)を読んだ。地球規模のスケールの大きな物語だった。この作品の中で人類が直面する危機は、遺伝子の突然変異による「超人類」の出現だ。
★ 「超人類」が現生人類を駆逐することを恐れたアメリカ政府は、民間の軍事会社を利用して、「超人類」とその証拠を葬り去ろうとする。一方、日本では一人の大学院生がこの大きな陰謀に巻き込まれてしまう。
★ 彼らは、そして人類はどのような運命に直面するのか。というところで上巻は終わる。
★ 進化に関してあるいは軍事に関して詳細なデータが織り込まれ、真実味を感じる。それは一方で詳細すぎる気もするが、面白い作品だ。下巻も楽しみだ。