じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

絲山秋子「袋小路の男」

2023-09-27 15:27:43 | Weblog

★ 9月ももうすぐ終わるというのに、今の気温は31℃。今週末は近隣の小学校の運動会。無事に終わりますように。

★ さて今日は、絲山秋子さんの「袋小路の男」(講談社文庫)から表題作を読んだ。2004年「川端康成文学賞」受賞作。

★ 主人公の女性の12年間に渡る片思いの記録。彼女がその男と出会ったのは高校生の時。悪友とバーでビールを飲んでいる時。男は高校の先輩で、出会った瞬間、惹かれてしまった。

★ 離れては近づき、近づいては離れ、直接触れることもせず、男の握った10円玉で男の体温を感じるような関係だった。「友達」と言っては陳腐すぎる。もちろん「恋人」ではない。女性は男との切れない関係を悩む。しかし、離れられない。「恋人未満家族以上」だという。

★ 男は袋小路に住んでいるのでそれがタイトルになっている。どうやら二人の関係も袋小路に行き詰ってしまったようだ。

★ 関西弁では「ドンツキ」というなぁ。

☆ 早くも中間テスト2週間前。今週末は中学3年生の校内実力テスト、日曜日は五ツ木の京都模試、10月7日は英検だ。行事満載の秋だね。

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