詩編14編1節には、分別のない者は心の中で「エホバはいない」と言い、彼らはエホバの忌むべきとを行ない、善いことを行なう者はだれもいない、と記されていました。聖書に記されているエホバの言葉を軽んじてはなりません。だれでも、道徳の欠陥がある者と、神からも他の人からも見られたくないと、思うのではないでしょうか。そうであれば、次に紹介する詩編15編に記されている内容を熟考してくださり、ご自身の生活に適用してくだされば幸いです。詩編15編1節には、「エホバよ、だれがあなたの天幕の客となるのでしょうか」と、問いかけられ、その詩編15編の中で、神エホバの客となることができる人はどのような人かを明らかにされています。あなたも偉大な創造者エホバ神の客となることができるのです。一般の方々は、「偉大な創造者エホバ神の客と成れる」とお考えになったことはないかも知れませんが、愛と公正と知恵と力と命の源の神エホバは、誰もがエホバの教える特質を培って、ご自身に親しく近づくように招いてくださっているのです(ヤコブ4:8)。
詩編15編には次のように記されています。
ダビデの調べ。
「エホバよ、だれがあなたの天幕の客と
なるのでしょうか。
それは、とがなく歩み、義を行ない、
その心に真実を語る人です。
その人は舌で中傷したことがありません。
自分の友に何も悪いことを
したことがなく
親しい知り合いに対するそしりを
取り上げたこともありません。
彼の目には卑しむべき者は必ず退けられ、
彼はエホバを恐れる者たちを敬います。
彼は自分にとって悪いこと誓いましたが、
それでも変えません。
彼は利息を取って金を分け与えることも、
罪のない者を陥れるわいろを
取ったこともありません。
このようにしている人は
決してよろめかされる
ことがありません」(詩編15:1~5)。
上の詩編15編には、偉大な創造者エホバ神の天幕の客となれる人は、どのような人かを明らかにしています。エホバ神の客と成る人は。①とがなく、つまりエホバ神の忌むべき事柄を行なうことなく、エホバ神の義を行ない、心に真実を語る愛の人です(箴言6:16~19.マタイ5:6;6:33;7:24,25.コリント第一13:4、8)。②友を中傷したり、人の事を悪く言うことをしない人、つまり常に他の人の良い点に目を向け、築き上げる話をする人です(コリント第一8:1.エフェソス4:29)。③エホバ神に健全な恐れを抱く人です(伝道の書12:13,14)。④自分に不利なことを誓っても、その誓いを守る人です。つまり利他的な生き方をする人です(詩編1:3.マタイ5:7;7:12.使徒20:35)。⑤困っている人に利息を取って金(かね)を貸すことなく、罪のない者を陥れるわいろを取らない人です(申命記23:19.詩編37:29.マタイ5:7.ミカ6:8)。
偉大な創造者エホバ神の客と成る人は、エホバ神から保護を受け、決してよろめかされることはない、保証が与えられています(伝道の書12:1.詩編12:7;15:5)。エホバ神の客と成る特質を培う方々は幸いです。そのために私たちは絶えずみ言葉・聖書の個人研究を行ない、絶えず祈り、エホバ神の教えを守り行う必要があります(マタイ7:24,25)。
夜もふけし 鈴虫の音の 心地よし 今日の一句
道端に咲いている「ルドベキア」