アブラハムのおいロトは見知らぬ2人の天使を家に迎え、親切にもてなしたことが聖書に記されています。ロトの親切な行為は、ソドムとゴモラの滅びから逃れる道が開かれますが、興味深い記録が聖書に次のように記されています。
「さて、2人の天使が夕方にソドムに着いた。ロトはソドムの門の所に座っていた。2人を見掛けると、立ち上がって迎え、ひれ伏した。そしてこう言った。「どうぞ私の家に来て、ぜひ泊まっていってください。足をお洗いします。朝になったら、早く起きて旅をお続けください」。2人は言った。「いいえ、結構です。広場で夜を過ごすことにします」。しかしロトがしきりに勧めたので、2人はロトと一緒に家に入った。ロトはごちそうを作り、無酵母パンを焼き、2人は食べた。
彼らが床に就く前、町の男たちがやって来た、少年から老人までソドムの男たちが集団になって家を取り囲んだのである。男たちはロトに向かって叫び続け、こう言った。「今夜お前の所に来た者たちはどこだ。彼らを渡せ。われわれは彼らと寝るのだ(注記:この表現は同性愛行為を行う意味です)」。
ロトは戸口から出て男たちの前に立ち、戸を閉めた。そして言った。「私の兄弟たち、どうか悪いことはしないでください。お願いです。私には、男性と関係を持ったことのない娘が2人います。2人を差し出しますから、どうぞ良いようにしてください。でも、あの方(2人の旅人)たちには何もしないでください。私の屋根の下に来られた大切なお客様なのです」。すると男たちは言った。「どけ!」、そしてさらに言った。「こいつはここに住み着いたよそ者のくせに、われわれを裁こうとしている。あいつらよりおまえをひどい目に遭わせてやろう」。男たちはロトに激しく詰め寄り、戸を押し破ろうとして迫った。すると、家にいた客たちは手を出してロトを家の中に引き入れ、戸を閉めた。そして、(客の天使たちが)老若を問わず、戸口の前にいた男たちの目を見えなくした。そのため男たちは戸口を見つけようとして疲れ果てた。
客たちはロトに言った。「ほかにあなたの親族はいますか。婿であれ、息子であれ娘であれ、町にいるあなたの親族を皆、ここから連れ出しなさい!私たちはこの場所を滅ぼそうとしています。ここの住民についての苦情の大きな叫びがエホバに届いたので、エホバはこの町を滅ぼすために私たちを遣わされたのです」。それでロトは出ていき、娘たちと結婚することになっていた婿たちに何度もこう言った。「急いで、ここから出なさい!エホバがこの町を滅ぼされます」。しかし、婿たちは、ロトが冗談を言っているようにしか思えなかった」(創世19:1~14)。
アブラハムのおいロトは、アブラハムと同じく、人を親切にもてます人であったことが分かります。ロトは2人の旅人がエホバのみ使い・天使とは知らずに、家に招き親切なもてましをしました。上の聖句の中でロトが2人の足を洗っていますが、当時はサンダルを履き、徒歩の旅だったので、足は土ほこりで汚れたので水で足を洗う必要があったのです。この習慣は戦後に靴が普及するまで、こちらでは残っていました。
加えて、ロトは2人の客を守るために、押し寄せた男たちに、2人の結婚前の娘を差し出す、と申し出て自己犠牲的な愛を示す人でもあったことが分かります。
上の聖句に示されている通り2人の客人のみ使いは、悪に満ちたソドムを滅ぼすために来たことを告げました。さてロトたちはどうなるでしょうか。その記録の内容を引き続き次回にお伝え致します。
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