ラクダ10頭を連れたアブラハムの従者に、リベカは水を飲ませ、ラクダ10頭分の水を汲むために何度も井戸に走り、アブラハムの従者の必要を満たしました。その後のリベカとリベカの家族の親切を表した状況を聖書は次のように記しています。
「ラクダが飲み終えると、(アブラハムの)従者は彼女(リベカ)のために、重さ6グラムの金の鼻輪と、重さ110グラムの二つの金の腕輪を取り出し、こう言った。「教えてください。あなたはどなたの娘さんですか。お父様の家には、私たちが泊まれる場所があるでしょうか」。すると彼女(リベカ)は言った。「私は、ナホルとミルカの子ベトエルの娘です」。さらに言った。「うちには、(ラクダが食べる)わらも、たくさんの飼い葉もあり、お泊めできる場所もあります」。それでアブラハムの従者は身をかがめ、エホバの前にひれ伏して、こう言った。「私の主人アブラハムの神エホバが賛美されますように。神は、私の主人に揺るぎない愛を示し続け、私の主人を支え続けてくださいました。エホバは私を、主人の兄弟たちの家へと導いてくださいました」」(創世24:22~27)。
上の聖句に記されている通り、アブラハムの従者は親切な振舞のリベカに6グラムの金の鼻輪と、110グラムの金の腕輪をプレゼントしました。さらに、アブラハムの従者に、リベカはアブラハムの兄弟たちの娘であることを答えています。エホバ神は従者の祈りに答えて、従者を導いて来られたことが明らかになり、従者はエホバに感謝の祈りを捧げました。さて、リベカとその家族はどうするでしょうか。次のように記されています。
「リベカは走って行き、母と家の人たちに、あったことを話した。リベカには、ラバンという兄がいた。ラバンは、町の外の井戸の傍にいる従者の所に走って行った。ラバンは、鼻輪と妹リベカの両手の腕輪を見、「その人は私にこう言いました」と、妹(リベカ)が言うのを聞いて、その人に会いに行ったのである。その人はまだ井戸の傍にいて、ラクダの傍に立っていた。ラバンは言った。「エホバに祝福された方、どうぞおいでください。どうしてこんな外に立っておられるのですか。家を整え、ラクダのための場所も準備いたしました」。そこで従者は家の中に入り、彼(ラバン)はラクダの装具を外してわらと飼い葉を与え、従者と付き添いの人たちの足を洗う水を用意した。食べ物が出されると、従者は言った。「いただく前に、用件をお話しさせてください」。ラバンは、「お話しください」と言った」(創世24:28~33)。
上の聖句に記されている通り、美しい娘リベカは走って帰り、母と家の人たちに井戸で起きたことを話しています。そのようなリベカの姿を思い浮かべることが出来るでしょう。リベカにはラバンという兄がいて、兄のラバンは兄らしく、妹のリベカの金の鼻輪と金の腕輪を見て、直ぐに井戸に走って行き、家に招いています。まずラクダにわらと飼い葉をあたえ、従者と付き添いの人の足を洗う水を用意しています。とても気遣いの深い兄であることが分ります。特質すべきことに、兄のラバンはアブラハムの従者に会った時、「エホバに祝福された方」と、言っています。兄のラバンもエホバのご意志を理解されている方であることが分ります。
さて、引き続きどのように聖書は記録しているでしょうか。次回に其の内容を紹介致します。
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