フジバカマは盛りを過ぎたとはいえまだ咲いていますが、もうアサギマダラの姿はありません。今アサギマダラはみんな九州の南部から沖縄の方へ渡って行くところです。何百・何千・何万と言うアサギマダラが九州から海を渡って南の島を目指して飛んでいる姿を想像するといきものって本当に不思議ですね。反対に大島に残されたアサギマダラの卵は今ほとんど孵化して初齢か2齢になっています。この小さな幼虫たちはまた必死で冬の寒さに耐えながら春を待つのです。そして春に成虫になると南の島から帰ってくる兄弟たちと一緒になって北を目指します。このような一年を繰り返しながら何万年・何百万年と生きてきたアサギマダラの不思議さにただ驚くばかりです。
さて、蝶がいなくなって写真に撮るものがなくなり困っています。家の周りをうろうろしてみるといつものように椿の花が咲き始めていました。これから花の少なくなる時期ですから椿の花はとても貴重です。しばらく椿で楽しもうかと思っています。よろしければお付き合い下さい。椿の名前は分かりませんがとりあえず今日は赤い椿から始めます。10月の半ばから咲いていました。
赤い椿
一重の赤い椿ってもっとも椿らしいですね。