曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラの越冬幼虫 1月30日の状態

2016年01月30日 | 日記

今日の花

 


 1月もほとんど終わりになりました。山の中で越冬しているアサギマダラの幼虫は無事でしょうか。24日から25日にかけてこの冬一番の寒波がやって来ました。12月から1月の初旬までは近年にないほどの暖冬で今年の冬は楽勝だと思っていたらすごい寒気団が大陸から下りてきてあっという間に日本中真っ白けになりましたね。私のみかん園も寒さの被害が心配でしたが大島では積雪もなく低温も-4℃で止まってくれたおかげで大きな被害にはなりませんでした。今朝から山のキジョランにいるアサギマダラの幼虫を見に行ってきました。

キジョランのある場所は標高が300mくらいありますので平地より―2度くらいは低いと思われます。きっと最低温度は‐6℃から-7℃にはなったと思われます。今日観察に行った久賀地区のキジョランでは一部の大きい幼虫が死んでいましたが大半は無事でした。6本あるキジョランの内1本だけに多数の死滅が見られましたがその原因はよくわかりません。寒さが原因ならほかの木でも死んだ幼虫がいるはずです。でもたくさんの幼虫が生き残っているのが確認できて一安心です。

幼虫の生存状態

           1齢    2齢     3齢   4齢           合計

キジョランA      0     4     5    5          14

キジョランB      0     5     0    0           5

キジョランC      0     2    4+2(死滅) 3(死滅)    6+5(死滅) 

キジョランD      0     11      0    0          11

キジョランE      0     0     0    0           0

キジョランF      0     1     1    0           2

合計           0     23    10    5           38

 

この場所(久賀地区)では小鳥による食害がほとんど無いようで3齢と4齢の大きい幼虫が多数みられるのが面白いとおもいます。安下庄の私のレモン畑のキジョランではアサギの幼虫は大きくなるとすべていなくなりました。前蛹も蛹もことごとく姿を消すのは鳥による食害としか考えられません。

先日の寒波の影響はそれほど無かったようです。

 


キジョランAの幼虫

合計14匹 

 

キジョランBの幼虫

アサギマダラの幼虫は自分の脱皮した殻を食べます。

Bには5匹いました。

 

キジョランCの幼虫

このキジョランだけ幼虫が死んでいました。

 

キジョランDの幼虫

キジョランDには11匹残っていました。

 

 

キジョランE

この木には幼虫はいませんでした。

 

キジョランF

 

以上AからFまでの6本のキジョランにいた幼虫は38匹でした。