久しぶりで 蝶の記事です。
今年の秋のアサギマダラの移動時期に庭のキジョランに産卵がありました。10月15日頃の卵だと思いますが孵化したばかりの幼虫をを飼育室に取り込んでキジョランを餌に飼育観察していました。その幼虫が今朝羽化しました。
とてもきれいなオスとメスでちゃんと飛べる体力もありそうです。温度の低い冬に生まれると羽化するときに問題が生じて完全な体で生まれることが少ないようです。昨年は40頭くらいのアサギマダラの幼虫を飼育しましたが野外の温度では完全な形で羽化したものは1頭もいませんでした。
せっかくきれいに成虫になれたこの2頭はどうしたものでしょう。一つは、このまま外に放つのがよいか、二つ目は我が家の飼育室で死ぬまで飼うか、三つ目は冬でも暖かい南西諸島に小包で送り届けるか、の選択を考えねばなりません。このまま外に放った場合今の気温では南の国まで飛べる可能性は少ないでしょうね。我が家で飼育するのは1カ月なら楽にできますが来年の4月までとなると自信がありません。アサギマダラにとって一番よいのは3番でしょうか。一晩か二晩狭いところで我慢すれば暖かい島へひと飛びです。
アサギマダラの羽化
12月13日のメス
12月13日のオス
12月14日のメス 写真の日付は15日になっていますが間違いです。
12月14日のオス 写真の日付は15日になっていますが14日の間違いです。
12月15日の朝 夜中に羽化していました。
9時ごろの様子
ここまで育てた命をなんとかして先につないであげたいと思います。
(夜明けの写真はお休みです。)