今日の幼虫
カバマダラの新しい世代が生まれ、育っています。 このペースだと冬が来るまでにもう2世代が育つでしょう。
我が家の庭や家の前の道路を数頭のカバマダラが毎日飛んでいます。ごく普通の蝶のように。カバマダラは小さい蝶ですがオレンジ色の姿は遠くからでもよく目立ちます。そして翅先の白い部分が上下に羽ばたく様子が白い円を描くようでとてもきれいです。カバマダラの模様の配色はこのあたりにいる蝶でツマグロヒョウモンのメスとかヒメアカタテハととてもよく似ているのですが、羽ばたき方が違うので慣れた人ならすぐに見分けがつきます。せまい飼育室より自然の中を自由に飛び回る姿は何と言っても美しいです。今朝も窓から庭を飛び回るカバマダラを見ていると何か好きなものがあるのでしょう何度も同じ場所にやってくるのです。何に惹かれてやってくるのか見るとプランターにスナビキソウが植えてあって花はないのにその植物がお気に入りのようでした。マダラチョウの仲間はアサギマダラを始めみんなスナビキソウに寄ってきます。面白い性質ですね。特に雄にその傾向が強いのですが、メスを得るためのフェロモンを作るための成分がスナビキソウにあるからだそうです。
これから秋にかけて、我が家の庭でカバマダラが上手く繁殖してくれるとよいのですが、今の時期には天敵も多いし心配です。
庭を飛び回るカバマダラ
スナビキソウで吸蜜するカバマダラ
飼育小屋のカバマダラ