曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

芽が出る !

2014年08月04日 | 日記

今日の花

ツユクサの花  8月になって梅雨が戻ってきたよう日々が続いています。

 


 しばらくお休みしました。一番の理由は仕事がまた忙しくなったことです。数えたことはないのですが私は現在みかんの樹を3000本くらい育てているので忙しい時にはとても忙しいのです。今何をしているかと言うと摘果といってみかんの幼果を間引いて数を少なくする仕事です。みかんの樹には一本の木に多い時には花が30000から100000くらい付きます。花弁が散って豆粒のような実が見えてきますがその時にはまだ10000個くらいの実が付いています。その後1週間か10日の間に小さな実はどんどん黄色くなって落果しますが2000~3000個くらいは残ります。その後7月の初めに気温が高くなるとまた半分くらいの実が落下して7月下旬には1本の樹に1000個くらいの実が付いて落ちつきます。温州ミカンの場合1本の木に1000個は多すぎるので人の手でもいで300~400個に調整します。この作業が摘果と言いますが早すぎても遅すぎても品質が低下しますので多くの人手をかけて一気にやります。こんなことでブログを書く暇がありませんでした。

野山を歩き回る時間はありませんが、こういう時に飼育している蝶がいるといつでも観察ができて楽しいですね。

 


きゅうりの芽

 我が家では自家用のきゅうりは年に3回播きます。これが秋用のきゅうりで最後の種まきです。露地栽培の場合気温の高い間に成長させないと秋の収穫に間に合いません。8月の10日までに苗を作ると成績が良いようです。

 

 


キマダラセセリの幼虫

今飼育室で2匹飼育しています。卵から飼っている幼虫1匹だけでは心もとないので山からもう1匹連れて帰りました。

キマダラセセリは葉を巻いて巣をつくりますのでなかなか姿を見ることができません。この時は運よく飼育室に行くと巣から出て食事をしていました。頭の方とお尻の方を撮ってみましたがよく似ているでしょう。虫の世界では良くあることですが天敵に対してどちらが頭の方かわからなくするためです。

身体が透けていて内臓までよく見えます。

 

 

 


夕方のレモン畑の様子 (私のビオトープ)

2014年08月03日 | 日記

 台風の影響で今日も一日天気がよくありません。降ったりやんだりですが午後は少し回復してきました。夕方遅くなって仕事に出かけました。レモン畑によって蝶や幼虫たちの様子を見てからみかん畑の仕事に向かいました。ジュズダマの葉にクロコノマチョウの幼虫が沢山いるので今日は産卵の写真を撮ろうと思って待っているとどこともなく現れて産卵を始めました。その他ではキタキチョウの幼虫がいて合歓の樹の葉には卵がいっぱい産み付けられていました。また、続けて観察しているキマダラセセリの幼虫も元気でした。

 


クロコノマチョウの産卵と幼虫

 

 

クロコノマチョウの幼虫

おもしろいところが写真に撮れました。1.はまだ1齢です。2.は脱皮したばかりで頭に殻を載せています。3.と5.が一番先に脱皮したようです。4.は今頭を脱いだばかりで顔がまだ真っ白です。みんな2齢になりました。大きいのは4齢です。

2齢と4齢の兄弟かも?

 

キマダラセセリが新しい巣作りをしていました。

 

アブラゼミの抜け殻

 

 

狩りをしているハチ

 

 

キタキチョウの卵と幼虫

すごい数の卵ですね。いくつが無事に育つのでしょう。

終齢幼虫

 

一日が暮れてゆきます


グレープフルーツ

2014年08月02日 | 日記

今日の花

純白のムクゲにいろんなお客様がやって来ます。

 


 台風12号の影響でまた梅雨末期に戻ったような天気です。涼しいのはよいのですがこんな天気が続くとみかんの出来に大きな影響がでます。 みかんにとってはこの時期はがんがんに暑いのが良いのです。

朝から雨が降ったりやんだりです。庭の樹ではカタツムリがルンルンで歩いていました。

 

昨日、弓削瓢柑のことを書きましたので似た柑橘をご紹介しましょう。スーパーなどで今頃売っている柑橘と言えば最も多いのがグレープフルーツです。安くてボリュームがあって庶民の果物ですね。ハウスミカンもありますがちょっと高級です。日本ではグレープフルーツはほとんど栽培されていません。日本は柑橘生産国の中では最も緯度の高いところにあり品質の良いグレープフルーツを作るには温度が足りないこともありますがすでに世界各地で生産されていて安い果実がたくさん輸入されるので太刀打ちできません。山本柑橘園でもグレープフルーツを試作したことはありますがあまり品質の良いものはできませんでした。代わりに弓削瓢柑を取り入れているのです。今我が家には美味しい弓削瓢柑がありますがグレープフルーツも時には買って食べてみます。またコンビニでグレープフルーツジュースも買って飲んでみます。1リットルパックが155円と言うのは確かに安いですね。もちろん輸入された濃縮還元ジュースなので美味しくはありません。1リットル飲み干すのに数日かかりました。

 

雨の合間に我が家のビオトープレモン畑に行ってきました。クロコノマチョウの幼虫がずいぶん増えています。キマダラセセリチョウの幼虫も毎日のように観察していますが今日は近くをホソバセセリが飛んでいました。ホソバセセリも卵を産んでくれるかもしれません。


今日の音楽 (らんらんさんより)

 「さとうきび畑」 森山良子


森山良子さんは若いころ私たちと同世代のフォークシンガーとして大好きでした。森山さんが昭和44年にレコーディングしたこの寺島尚彦さんの曲も戦争による沖縄の人たちの苦しみを歌ったものです。私たちが学生であった頃盛んであった反戦歌として私もすぐに好きになりました。歌詞が長いですよね。当時自分で口ずさんでいると歌詞の順番がめちゃめちゃだったりしていました。歌詞を下に載せておきましょう。

さとうきび畑

【作詞】寺島 尚彦
【作曲】寺島 尚彦

1.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   今日もみわたすかぎりに
   緑の波がうねる
   夏の陽ざしの中で

2.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   むかし海の向こうから
   いくさがやってきた
   夏の陽ざしの中で

3.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   あの日鉄の雨にうたれ
   父は死んでいった
   夏の陽ざしの中で

4.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   そして私の生まれた日に
   いくさの終わりがきた
   夏の陽ざしの中で

5.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   風の音にとぎれて消える
   母の子守の唄
   夏の陽ざしの中で

6.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   知らないはずの父の手に
   だかれた夢を見た
   夏の陽ざしの中で

7.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   父の声をさがしながら
   たどる畑の道
   夏の陽ざしの中で

8.ざわわ ざわわ ざわわ
  広いさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   お父さんて呼んでみたい
   お父さんどこにいるの
   このまま緑の波に
   おぼれてしまいそう
   夏の陽ざしの中で

9.ざわわ ざわわ ざわわ
  けれどさとうきび畑は
  ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ
   今日もみわたすかぎりに
   緑の波がうねる
   夏の陽ざしの中で

10.ざわわ ざわわ ざわわ
  忘れられない悲しみが
  ざわわ ざわわ ざわわ
  波のように押し寄せる
   風よ悲しみの歌を
   海に返してほしい
   夏の陽ざしの中で

11.ざわわ ざわわ ざわわ
  風に涙は かわいても
  ざわわ ざわわ ざわわ
  この悲しみは 消えない



スーパーで買ってきたグレープフルーツ

ピンク

糖度計で測ると8度から9度ですね。ジューシーさは良いとしても甘さがもう少しほしいところです。

 

ホワイト 

きれいに食べちゃいました。糖度は7度でした。爽やかさはいいのですが・・・・・

 

弓削瓢柑

弓削瓢柑は糖度11~12度です。甘さが違います。

ある人から弓削瓢柑もグレープフルーツのようにピンクを作ったらどうかと言われました。弓削瓢柑にブラッドオレンジを交配すればできるかもしれません。来年はその交配をやってみましょうか。結果が出るのは10数年後になります。結果が見られるまで私は生きていますかね?

 


雨の中のカタツムリ

 

お前の目玉はどこにある。

 

レモン畑の虫たち

ジュズダマの葉にいるクロコノマチョウの幼虫

 

キマダラセセリの幼虫

矢印の所の葉の中にいます。葉を透かして見るといるのが分かります。

 

これは何でしょう?  とても小さい蛾のようです。なかなかしゃれた模様です。

 

 


弓削瓢柑の出荷が終わりました

2014年08月01日 | 日記

今日の野菜

相変わらずズッキーニの日々です。ほんとはもうそれほど食べたくないのですがなるものは仕方がありません。いろんな料理で食べています。

 


 月が代りましたね。私の好きな8月です。なぜ好きかって言われると、私の誕生日があるからと答えると少し嘘かも知れません。やはり夏休みのせいでしょうね。今の私には夏休みはありませんが子供の時から大学まで自由に好きなことのできる時期だったので楽しさがしみついているのでしょうね。

今日でようやくみかんの出荷が終わりました。しばらくは港の公園に寄る理由がなくなりました。猫たちがさびしがるかも。そんなことはないよね。餌を一度も持ってきたことの無いオジサンなんか来ない方がいいに決まっています。


モジュールの変更について

先日ふじさんよりご提案のありました検索機能を左のサイドバーに加えましたのでご利用ください。また、フォントの大小(文字の大きさ)を変更できるようにもしてみましたので使ってみてください。ふじさんご提案有難うございました。

 


弓削瓢柑の出荷

 

今年最後の弓削瓢柑がお店に出てゆきました。

今の時期に弓削瓢柑は冷たく冷やして生で食べるととてもおいしいです。でも、我が家ではジュースに搾っていつも冷蔵庫に入れてあります。これが手っ取り早くて暑い外から帰った時には何よりです。中袋を取って果肉だけにしてお野菜と一緒にフルーツサラダにしてもいけます。弓削瓢柑の皮を器にしたゼリーも絶品です。ある人に弓削瓢柑をあげたらドレッシングを作ってもおいしかったとの報告もありました。マーマレードも嫌みがなくて人気があります。

 


飼育のキマダラセセリ

葉の上と下を全部食べてしまいました、これ以上食べると自分の隠れるところがなくなりそうです。

午後には別の葉にお引っ越しをしました。新しい葉にお引っ越しをしたらまず最初に両端を引っ張って丸めて隠れ家を作ります。

昨日山から持ち帰ったセセリチョウは蛹になりました。

やはりキマダラセセリでしょうか。蛹から何が出てくるか楽しみです。