今日の木ノ実
玄関のすぐ近くに植えてあるので「あれはなんですか ?」とよく問われます。グミに似ていますが山茱萸(サンシュユ)の実なのです。
サンシュユと言ってもビンとこない方もいますので、例の宮崎の民謡「稗搗節」の冒頭を歌って見せますと納得してくださいます。
「稗搗節」 庭の山椒(さんしゅう)の木 鳴る鈴かけてヨーホイ 鈴の鳴る時ゃ 出ておじゃれヨー
今こうして書いているとあの民謡は本当に「山茱萸」なのだろうかやはり「山椒」なのか心配になって来て、調べてみました。「稗搗節」そのものは源氏の那須大八郎と平家の鶴富姫の恋物語を元にしたものと言われています。それが世俗的になって夜這いの歌になったものですね。子供の頃この歌を覚えたころには全く意味が分かりませんでした。(その頃からわかっていたら大変な人になっていたかも)稗を搗く杵と臼が男女を表しているそうですが厳しい仕事の合間に歌って元気をつけるのがこのような民謡の役目だったのでしょう。古くから歌われていた民謡の歌詞は山椒だろうということですが現在歌われている歌詞は昭和の初めに作られたもので山茱萸だそうです。結局どちらでもいいのでは ???
山茱萸の実は見た目には如何にも美味しそうでしょう。小鳥も食べに来ます。私も何度か食べてみましたがとても食べられません。
秋の味覚
西条柿
私は昔から柿がそれほど好きではありません。でもこの頃はよく食べています。モーニング フルーツとして剥きました。