曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

フィンガーライム

2017年09月02日 | 日記

今日の花

百日紅  本当に100日も咲くのでしょうか?

 


 今年初めて実をつけている珍しい柑橘があります。フィンガーライムと言って指のような形をしたライムなのです。原産国はオーストラリアで、その果実が近年日本にも輸入されるようになり話題になっています。三年前にそのフィンガーライムの苗木を買って試験栽培をしています。昨年も花は少し咲いたのですが実をつけことができませんでした。4年目の今年は木もだいぶ大きくなったので初めての実が見られるのではないかと期待していたところ、1本の樹に20個づつくらい実を付けました。初めての栽培なのでいつごろ収穫すればよいのか分かりませんが実が小指くらいになったので取ってみました。まだまだ早いのは分かりますが、こんな風にして大きくなってゆくのだとその途中経過を知ることができました。

 


今の時期の樹になっているフィンガーライム

 

大きな実の左側にはごく小さい幼果が付いているのが見えますか。1年に花は何度も咲くようです。

クロアゲハの幼虫がいました。トゲだらけで小枝が密集しているこの木は天敵に襲われにくいのでしょうか。

 

収穫してみました

イクラのようでしょう。噛んで見るとツブツブ感がとてもいいです。すごく酸っぱいけど。

 


アゲハチョウの求愛

ハウスの中でフィンガーライムを見ているとアゲハのペアがやって来ました。オスがしきりに求愛しているようです。習慣的にカメラを蝶たちの方へ向けました。飛び回る蝶を追うのは難しくなかなか決まりませんがアゲハの求愛とはこんな感じです。

この写真は比較的きれいに撮れているのでオスとメスの位置関係をご説明いたしましょう。前を飛んでいるのがオスです。後ろにいるメスはお腹が大きくて卵をいっぱい持っていることでしょう。オスの求愛はいろんな場面で見ていますがメスの前に行って背中を見せるのです。メスに気があると着いて行きます。

 

飛んでいる蝶にピントを合わせるのはなかなか難しいのです。


イチジク

2017年09月01日 | 日記

今日の風景 (9月1日)

午後みかん畑から仕事の合間に安下庄湾を撮りました。少しだけ秋を感じました。

 


 今年はイチジクが豊作で1本の樹から毎日十数個取れました。もう2週間くらい毎日収穫していますので合計すると300個くらいは収穫したのではないでしょうか。我が家ではイチジクは私が収穫するときに1個ほど味見するだけで家族は食べません。腐らせるのももったいないので電話してイチジクの好きな方の所へ持ってゆくのです。さすがにもう持ってゆくところもなくなったので処分に困り、今日はカミさんがいないので私がジャムを作ってみることにしました。

 

イチジクはフランス原産の品種で ヌアール ド  カロン と言います。とても糖度の高い甘い品種で完熟すると糖度30度にもなります。

 


フランス原産の甘いイチジク  ヌアール ド カロン

 

これくらいひび割れたときが食べごろです。

 

過熟になるとこんなに蟻がやって来ます。蟻を払い落として食べてみると劇甘です。

 

ジャムを作ってみました。

お砂糖を加えて半日ほど置きます

水分がかなり出ますので煮詰めます。

最後にレモン果汁を加えて味を調節して出来上がりです。

 

紫色の果皮からアントシアニンの色素が出て赤い色に仕上がります。私は甘いだけより酸味も少しあった方が好きなのでレモン1個の果汁を加えました。色もよくなります。