『佐渡裕指揮 日本センチュリー交響楽団 with 反田恭平』のため岡山シンフォニーホールへ。
会場は、サイドに若干の空席があるものの、そこ以外はほぼ満席!
佐渡さんはPACの定演に一度行っただけ、その時には席が後ろの方だったので、佐渡さんの姿はあまり見ないで聴いた。
反田さんはリサイタルに一度行った事がある。
その時既に、女性の間で人気なんだなー、とは感じた。
「情熱大陸」でも観た事あるし、メディアの露出もぼちぼちある方なんだな、というくらいの印象だった。
プロ友さんの間で反田さんの評判は良いけど、実際自分が聴いて実感できてないので、
期待はするものの今一つピンとこない、といった気分で行った。
まず初めに佐渡さんのトーク。
「岡山には前にも来た事があって、響きのよいホールでリハーサル出来ました。
反田君はまだ若いけど凄くて音も凄く強い。このツアー、今回で9回目だけど、毎回進化してる。
すごく練習してて、親指の付け根にタコが出来てる。バーで見せてもらったけど、そこだけボコっと筋肉が盛り上がってる。
なんかサムライが来た!という感じ。
このラフマニノフの3番はすごく難しくて、2番がよくされるんだけど、浅田真央ちゃんでも有名だけど、
この3番はその5倍は難しくて体力もいります。」
と、反田さんや曲について語られ、次に自分の事について、
「日本センチュリーは、自分が初めて首席客演指揮者をやらせてもらったところ。自分が毎回指揮出来る所があるというのは、当時本当にありがたかった。」
と言われ、続いて当時の事を面白く語られた。
「当時、朝比奈さんが12月に第九をやると言ったら、僕らも同じ日に第九をやったんですよ。で、新年に〇〇(忘れちゃった)をやると言ったら、僕らも同じ日にそれをやったんですよ。まぁ、そんな事しても朝比奈さんは何ともないんですけどね。」
と言い、会場も笑いに包まれた。
で、最後はよくあるパターンですが、
「今日、岡山でやるために今まで8回やってきました。」と、ここで又皆さんの笑いを誘い、演奏へと続いた。
しかし、オーケストラの方が全員席について、どーーーしても気になる事が
隣の女性がベレー帽かぶってて、脱がないんですよ
後ろの人の事考えろよ!
常識ねーーな。
もう。
あーーーー、気になる。
という事で、始まる前に一言言わせてもらったわ。
これで演奏に集中出来るわ。
ほどなくオーケストラの方に続いて、佐渡さんと反田さんが登場。
どこのオッサンが来たのかと思ったら反田さんだった
演奏が始まって、初めの方で既に「あれ?このホール、こんなに良かったんだ」と思った。
席は16列目の中央。
ほんとは、もう少し後ろにしたかったけど取れなかったので仕方なく。
でも、ここはすごく良かった。
席が良かったのか、オケとホール、すべての相性が良かったのか、とにかく素晴らしかった
佐渡さんがゆったりと動き演奏が始まり、「さぁ、どうなんだろ」、どうなんだろ、どうなんだろ、、、
お、おおーーーーっと、、、、
反田さん、すげー
自在
音がキラキラしてる。(調律もあるんだろうけど)
明るめなヴァイオリンの音がピアノと違和感なく合って、これまたいい感じ
佐渡さんを中心としてオーケストラと反田さんの音色が一体となり、ホールに美しい音色が響く
なんて、素晴らしい
佐渡さんが支持を出すと、そのパートから美しい旋律が繰り出され、それらが徐々に紡ぎ合わされて、
時にか細く、時に厚みのある弦が美しく、そして全体が一体となって段々と雄大に、、、
す、素晴らしすぎる
佐渡さんは出だしのゆったりとした振りからの、途中から体全体を使って腕を右に左に、
下から上に、上から下に、所々個別に支持を出しながら曲を作り上げていく。
とても躍動感があって、見ていてこちらも一緒に演奏しているような気分になってくる。
私は息するのもこらえぎみで(3回のところ2回くらいな感じで)聴き入ってしまった。
ピアニッシモなところは、ほんとに息を止めぎみで聴いたわ。
ずっと興奮しちゃって、心臓がドキドキしっぱなし。
反田さんについては、既に「巨匠」って感じだった。
しかし年も年なので「若き巨匠」と呼ぼう。
でも、いくら反田さんが「若き巨匠」でも出過ぎる事なく、でも際立ってて、
かと言ってオーケストラが目立たないでもなく、
もうね、すべてが一体となって、ブラボーー
他の方も相当感動したのだと思われる。
コンチェルトが終わったあとは、会場は興奮のるつぼ。
すげー拍手。
反田さんアンコ―ルしてくれたけど、よくあれだけ演奏したあとに、こんな曲が弾けるなあ、と体力的に感心。
あと、いったい指何本あるんですか?と思ったわ
よくもまぁ、強弱高低、あんなバラバラな音をいっぺんに弾けるもんですね。
どーなってるんですかね。
一人オーケストラな感じだった。
休憩のあとは「新世界」。
佐渡さんが首席客演指揮者をしていただけあって、相性がいいのか、培われた信頼関係なのか、
コンチェルトに引き続き、オーケストラ全体の一体感、佐渡さんによってぐんぐん曲が作り上げられていく感が半端ない!!
もう、私は途中、何度も拍手したくなったし、号泣したい気分になった。
佐渡さん、すごい
本当にすごいわ!!
佐渡さんもすごいし、オーケストラもよくついて行ってたし、前半は反田さんもバツグンだったんだけど、私としては「いい演奏を聴かせてもらった」というのが一番しっくりくる。
そう、皆素晴らしかったけど、それゆえの、素晴らしい演奏だったと思う。
お客さんもかなり感動したと思われるのが、終わってからの拍手。
皆恥ずかしいんでしょうね、立ち上がる人はいなかったけど(自分より後ろは分かんない)、皆が一斉に手を頭の上の方に挙げて、わーーっと激しく拍手しましたからね。
すごかったですね、あれは。
アンコールのダニー・ボーイも泣けそうになったわ。
アンコールが終わっても、皆、ずっとずっと拍手してたね。
今日の演奏は、このホールの歴史に残る名演だったのではないでしょうか。
私にとっては神演奏でした
また、このメンバーでこのホールに来て欲しいです。
(もちろんアンケートにはそう書いたわ)
反田さんのCDを買ったらサイン会があったけど、周りは押すな押すなで、すげー事なってたわあせる
女性だけじゃなくて、小学生くらいの男の子もいたね。
今日は、なんてもの(佐渡さんの指揮)を見せられたのだろう
なんて演奏を聴いてしまったのだろう
いやー、ほんとに、大感動な時間でした
佐渡さん、反田さん、日本センチュリー交響楽団の皆さん、本当に本当にありがとーーーーっ
会場は、サイドに若干の空席があるものの、そこ以外はほぼ満席!
佐渡さんはPACの定演に一度行っただけ、その時には席が後ろの方だったので、佐渡さんの姿はあまり見ないで聴いた。
反田さんはリサイタルに一度行った事がある。
その時既に、女性の間で人気なんだなー、とは感じた。
「情熱大陸」でも観た事あるし、メディアの露出もぼちぼちある方なんだな、というくらいの印象だった。
プロ友さんの間で反田さんの評判は良いけど、実際自分が聴いて実感できてないので、
期待はするものの今一つピンとこない、といった気分で行った。
まず初めに佐渡さんのトーク。
「岡山には前にも来た事があって、響きのよいホールでリハーサル出来ました。
反田君はまだ若いけど凄くて音も凄く強い。このツアー、今回で9回目だけど、毎回進化してる。
すごく練習してて、親指の付け根にタコが出来てる。バーで見せてもらったけど、そこだけボコっと筋肉が盛り上がってる。
なんかサムライが来た!という感じ。
このラフマニノフの3番はすごく難しくて、2番がよくされるんだけど、浅田真央ちゃんでも有名だけど、
この3番はその5倍は難しくて体力もいります。」
と、反田さんや曲について語られ、次に自分の事について、
「日本センチュリーは、自分が初めて首席客演指揮者をやらせてもらったところ。自分が毎回指揮出来る所があるというのは、当時本当にありがたかった。」
と言われ、続いて当時の事を面白く語られた。
「当時、朝比奈さんが12月に第九をやると言ったら、僕らも同じ日に第九をやったんですよ。で、新年に〇〇(忘れちゃった)をやると言ったら、僕らも同じ日にそれをやったんですよ。まぁ、そんな事しても朝比奈さんは何ともないんですけどね。」
と言い、会場も笑いに包まれた。
で、最後はよくあるパターンですが、
「今日、岡山でやるために今まで8回やってきました。」と、ここで又皆さんの笑いを誘い、演奏へと続いた。
しかし、オーケストラの方が全員席について、どーーーしても気になる事が
隣の女性がベレー帽かぶってて、脱がないんですよ
後ろの人の事考えろよ!
常識ねーーな。
もう。
あーーーー、気になる。
という事で、始まる前に一言言わせてもらったわ。
これで演奏に集中出来るわ。
ほどなくオーケストラの方に続いて、佐渡さんと反田さんが登場。
どこのオッサンが来たのかと思ったら反田さんだった
演奏が始まって、初めの方で既に「あれ?このホール、こんなに良かったんだ」と思った。
席は16列目の中央。
ほんとは、もう少し後ろにしたかったけど取れなかったので仕方なく。
でも、ここはすごく良かった。
席が良かったのか、オケとホール、すべての相性が良かったのか、とにかく素晴らしかった
佐渡さんがゆったりと動き演奏が始まり、「さぁ、どうなんだろ」、どうなんだろ、どうなんだろ、、、
お、おおーーーーっと、、、、
反田さん、すげー
自在
音がキラキラしてる。(調律もあるんだろうけど)
明るめなヴァイオリンの音がピアノと違和感なく合って、これまたいい感じ
佐渡さんを中心としてオーケストラと反田さんの音色が一体となり、ホールに美しい音色が響く
なんて、素晴らしい
佐渡さんが支持を出すと、そのパートから美しい旋律が繰り出され、それらが徐々に紡ぎ合わされて、
時にか細く、時に厚みのある弦が美しく、そして全体が一体となって段々と雄大に、、、
す、素晴らしすぎる
佐渡さんは出だしのゆったりとした振りからの、途中から体全体を使って腕を右に左に、
下から上に、上から下に、所々個別に支持を出しながら曲を作り上げていく。
とても躍動感があって、見ていてこちらも一緒に演奏しているような気分になってくる。
私は息するのもこらえぎみで(3回のところ2回くらいな感じで)聴き入ってしまった。
ピアニッシモなところは、ほんとに息を止めぎみで聴いたわ。
ずっと興奮しちゃって、心臓がドキドキしっぱなし。
反田さんについては、既に「巨匠」って感じだった。
しかし年も年なので「若き巨匠」と呼ぼう。
でも、いくら反田さんが「若き巨匠」でも出過ぎる事なく、でも際立ってて、
かと言ってオーケストラが目立たないでもなく、
もうね、すべてが一体となって、ブラボーー
他の方も相当感動したのだと思われる。
コンチェルトが終わったあとは、会場は興奮のるつぼ。
すげー拍手。
反田さんアンコ―ルしてくれたけど、よくあれだけ演奏したあとに、こんな曲が弾けるなあ、と体力的に感心。
あと、いったい指何本あるんですか?と思ったわ
よくもまぁ、強弱高低、あんなバラバラな音をいっぺんに弾けるもんですね。
どーなってるんですかね。
一人オーケストラな感じだった。
休憩のあとは「新世界」。
佐渡さんが首席客演指揮者をしていただけあって、相性がいいのか、培われた信頼関係なのか、
コンチェルトに引き続き、オーケストラ全体の一体感、佐渡さんによってぐんぐん曲が作り上げられていく感が半端ない!!
もう、私は途中、何度も拍手したくなったし、号泣したい気分になった。
佐渡さん、すごい
本当にすごいわ!!
佐渡さんもすごいし、オーケストラもよくついて行ってたし、前半は反田さんもバツグンだったんだけど、私としては「いい演奏を聴かせてもらった」というのが一番しっくりくる。
そう、皆素晴らしかったけど、それゆえの、素晴らしい演奏だったと思う。
お客さんもかなり感動したと思われるのが、終わってからの拍手。
皆恥ずかしいんでしょうね、立ち上がる人はいなかったけど(自分より後ろは分かんない)、皆が一斉に手を頭の上の方に挙げて、わーーっと激しく拍手しましたからね。
すごかったですね、あれは。
アンコールのダニー・ボーイも泣けそうになったわ。
アンコールが終わっても、皆、ずっとずっと拍手してたね。
今日の演奏は、このホールの歴史に残る名演だったのではないでしょうか。
私にとっては神演奏でした
また、このメンバーでこのホールに来て欲しいです。
(もちろんアンケートにはそう書いたわ)
反田さんのCDを買ったらサイン会があったけど、周りは押すな押すなで、すげー事なってたわあせる
女性だけじゃなくて、小学生くらいの男の子もいたね。
今日は、なんてもの(佐渡さんの指揮)を見せられたのだろう
なんて演奏を聴いてしまったのだろう
いやー、ほんとに、大感動な時間でした
佐渡さん、反田さん、日本センチュリー交響楽団の皆さん、本当に本当にありがとーーーーっ