「反田恭平ピアノ・リサイタルツアー 2020」のため兵庫県立芸術文化センターへ。
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《アンコール》
ショパン:スケルツォ第2番
リスト:メフィストワルツ第1番(一部カットバージョン)
コロナ禍における初の生での音楽鑑賞。
電車に乗るのも何か月ぶり。
やはり人出は以前ほどではなかったけど、それでもガラガラって事はなく。マスクはもちろん、ウイルス寄せ付けないスプレーも使用したりと、余念なく移動。
席は4階最後列のほぼ真ん中あたり。
ブロ友さんも書かれてたが前後左右が空席ではなく、グループはまとまって座るSD仕様。でも私は1人参加だったからか、少なくとも右は1つ、左は3席ほど空いてた。変な人が隣にいないのは嬉しいけど、前(斜め前になる)は片側は空席ではなかったり。まぁ、これはこれで。。。とにかく1日に2公演して下さる反田さんにも、電話やメール対応して下さった関係者の方々にも感謝しかない。
自席が反田さんから遠かったからなのか、それとも反田さんの弾き方がそうなのかよく分からないが、全ての曲が、ソフトにエレガントに耳に届いた。なので「前方だったらもっと迫力感じたのかなー」と思いながら聴いた。いや、だからといって決して迫力に欠けていた訳ではなく、間近で聴くのと違いはあるよね、ってだけ。
でも、遠くの席での、こういう柔らかくエレガント感たっぷりに聴こえる感じも、私はとても気に入っちゃいました![ドキドキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
私の席からは、反田さんを中心にホール全体が目に入る感じだった。そして、そのホールの光景を見ながら、反田さんの独特の弾き方からくる世界観に徐々に包まれていき、、、最後のショパン「英雄ポロネーズ」あたりからは、なんだかショパンが生きた時代のパリの景色が目に浮かんだような錯覚さえ覚えた。(「ピアノの森」ならここでホコリが舞ってるな~、などといらん事が頭をよぎったが)
反田さん、最後のアンコールの時に色々お話してくれた。
まず、「この状況の中、勇気を出して来て下さってありがとうございます。」とおっしゃった。この言葉に私は胸にグッときてしまった。だって、怖い状況は演奏する人にとっても同じな訳なので。ましてや「今日は大阪に泊る」と言ってたので、大阪だって、いや、それを言うなら、このホールがある兵庫だって感染者に関しては危険な数字の方だし。なのにこうやってリサイタルに臨むのは、かなり勇気がいる事だと思う。
自分が勇気を持って行動してるからこそ、他人の勇気も思いやれるんでしょうね。若いのに頑張ってる姿に感動。
そして昼の公演ではアンコールを4曲もやったと言ったが、それは短いのを4曲だったとか。何演奏したのかな?私は今回のスケルツォがとても聴きごたえがあったので、それだけでも大満足だったし「ありがとーーっ
」でごさいましたけど。なのに更にメフィストワルツまでもだったし。しかも一部カットバージョンとかいいながら、結構な長さありましたよ。(私はこの曲をそんな聴き慣れてないので、どこがカットされたのかすら分かんなかったけど)
1つ不思議だったのが、曲の合間に咳払いが聞こえなかった事。今までのは何だったのだろう?
と、それはさておき、こうも酷暑だと出かける気になれなかったが、とても素敵な時間でございました
反田さんの演奏、素晴らしかったです
やっぱり音楽って、いいなぁ![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)