朝霧

この前の日曜日、山に霧が出てるよ
という連れ合いの声に、あわてて外へ出てみると
どんよりとした雲の合間から、
夏至に近い太陽が鈍く光を覗かせ、
対岸から東側に掛けての山並みの中腹に
細い霧の連なりが這っていた。
いつもは、西側の夕暮れの風景だが、
たまには東の景色はいかがだろう。
今日は夏至。昼間の長さが一番長い日だとされる。
日中は日差しもあり暑かったが、夕方には
雲が厚くなって、その長さが実感できないのが
残念だ。　　　　　　Ｙ

案山子と少女

　私は、ここにいるけれど
　窓辺のあなたも・・実は、私よ！
　と、言っているのかどうか。
　案山子は、少女の家の前の畑に立っていて
　少女にそっくり・・瓜二つ
　猫さんは、とおせんぼう
　雀さんには　理由を話して帰ってもらったの
　でも・・この人　だあれ？
　カメラ構えて・・闖入者！　　　　　　　ｍ