フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

傾斜地

2011-09-30 | 日記


瀬戸は坂の町だ。この家も
傾斜地に立っている。
そのため、ブロックを階段状に
積み上げ、壁のトタン板も
階段状に打ち付けられている。
縦横の直線の組み合わせ。
それに対し、手前の草むらや
壁に残る蔦の痕跡は
柔らかな曲線を描いている。
こんなところにも、植物と
人間との生きる姿勢の違いが
あるのかも!? Y
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植物たち

2011-09-30 | 日記




人間たちの暮らしに寄り添い
 息抜きやら癒しやら慰めとやらの
 花を咲かせる植物も
 野放図な雑草となると
 したたかな戦略でも持っているのか
 あっという間に蔓延ってやっかいものになる・・
 それでも 透けて影絵のような蔦たちは
 美しく、一瞬の時間を飾っている。
 室内で大きくなりすぎた薄は
 ひたすら日差しを欲っして
 異様に蠢いている。
           m 

 
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路地

2011-09-29 | 日記




繁華街を少し外れると、こうした生活感に溢れた
場所がある。新しいものと古いものとの同居。
窓辺の植物や食器類、干し物、玄関脇の竜舌蘭・・
どうしてこういうものに目を引かれ、シャッターを
押してしまうのか、自分が年をとったからか。
しかし、三十半ばでこの世を去った、
あの梶井基次郎も「檸檬」の中で同じようなことを
書いているから、あながち年のせいだけではないのかも
しれない。
人の生きている痕跡が色濃く滲んでいるからと、
今は書いておこう。       Y
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街は今・・

2011-09-29 | 日記


 


 坂道で、ふと平衡感覚を失う
 街は今・・静かな昼下がりの中にあって
 あっけらかんとしているのに
 この戸惑いはなんだろう・・
 人間生活が吐き出す夥しいものは
 窓辺の快感をふさぎ
 どこまでも増殖していく。
 必要なものもそうでないものも
 ともにあって息づいている・・
             m
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瀬戸の夜 その2

2011-09-28 | 日記




駅前広場には一本だけ
イルミネーションされた木が
輝いていた。
呑み会の会場から宿所にもどるには
電車で2駅乗らなければならない。
名古屋行きの瀬戸電はこれが終電で
車内には自分たち一行以外は人影もなく
貸しきり状態。
いい大人たちが頭に猫の耳などつけて
ふざけあって写真を撮りながら帰ったのだが、
とてもそれはここには載せられない!!
Y
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静かに待つものたち

2011-09-28 | 日記




 日が昇り日が沈む・・また、日が昇り
 一日は惜しげもなく暮れてゆく・・
 そうやって沢山の時間を
 一つ一つの壺の中に収めて
 すでに月日は、遥か彼方を過ぎている。
 静かに出番を待つものたちの
 重量感がここにはあった。
 一方 ブロック塀の上に立つ
 個性あるものたちは、なにかしら
一つの動かせない心を引きずりながら
 ただ ひたすらに影の坂道を行く・・
             m
 
    
   
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瀬戸の夜 その1

2011-09-27 | 日記




このクラブの例会と撮影会は
一泊二日が原則だ。遠方から
集まってくるためということもあるが、
一番大きな目的は、夜の宴会!?
毎回食べて飲んで笑ってしゃべって
大いに盛り上がる。
年に数回しか顔を合わせないのに、
写真を通じてこんな人間関係ができる
というのは,嬉しいものだ。
ようやくお開きになって夜の中に出ると
明日の祭りに備えて、
猫たちが薄い明かりの下で休んでいた。
            Y
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西日の街

2011-09-27 | 日記




 西日を受けて、しばし影が主役になった。
 路地のような狭い街中では
 影が立ち上がってきて
 実体とかけ離れたものになったりする。
 歪みや重なり(影は、くっつき易い)が
 形の不思議さと面白さを見せてくれるような・・
 例えば、カーブミラー
 小さな逆さまハートがこの街の
 幸せのシンボルだといいな!?
               m 
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彼岸花

2011-09-26 | 日記




彼岸花があちこちの田の畦や土手で
見られるようになった。
非常に魅力的な花だが、なかなか
写真にするのは難しい。

 つきぬけて天上の紺曼珠沙華  山口誓子

これだけ完璧なことばの構築を見せられると
この句の呪縛に捕らわれてしまい、
何とかこの句の世界を映像化できないかと、
こういう撮り方になってしまう。

 曼珠沙華あっけらかんと道の端  漱石

こういう句だと、気楽に何処の彼岸花でも
撮れるのだが・・     Y
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猫の街

2011-09-26 | 日記




 クラブの例会で
 瀬戸の招き猫祭りに行ってきました。
 陶器の猫・・看板になった猫・・
 人間の猫もどきで、街中は大変な賑わいでした。
 「売らんかな・・買わんかな」の世界は
 やっぱり 人間生活の基本なんでしょうね・・
 みんな一生懸命でした!
 久しぶりにお逢いしたクラブの皆さん
 カメラ新機種の試し撮りをさせてくださった
 F誌の副編集長さん ありがとうございました。
 沢山の笑顔と写真に出逢った
 貴重な二日間でした。
          m
 
  
 

 
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