連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
mが書いているように、
Kさんの写真展は終わっていたが、
会場が八幡の中心にある古い病院で、
当時使われていた診察室や医療機器などが
展示されていた。
病気になったとき行く病院は
あまり気分のいいものではないが、
こうして展示されているものを見ると
実にフォトジェニックだ。
写真展を観る代わりに、館内を
色々撮らせてもらった。
Y
フォト城のメンバーのKさんが
八幡で写真展をしているというので
最終日に行ってみたのですが
予定よりも早目の時間に
終わってしまっていて見られませんでした。
それで、ぶらりと近くの水路に
立ち寄ったのですが・・
巨大な鯉や額紫陽花が咲いていて
美しい澄んだ流れに驚きました。
偶々丁度、ウエットスーツを着て
川掃除をしている人がみえて・・
美しさを保つには、当たり前ですが
努力がいるものだと感心しました。
m
鳥の羽のようなふわぁとした花を
撮影しようとして、モノクロの目は
逆光を欲しがります・・
でも、そうすると淡い優しいピンク色が
主張してくれません。
撮り方の難しい花です。
細かい葉はこの時期の雨に
打たれたりすると・・
或は、夕方になると
少し閉じて静かに眠ります。
合歓の花の所以です。
m
合歓が花盛りになった。
木の花は総じて花が咲かないと
何の木かわからなかったり、
気付かなかったりするが、
合歓もこの特有の
ぼかしたような薄紅色の点在で
在処を主張する。
Y
片づけるというわけではなく
飾るということでもない・・
物を「置く」という行為
人間の行動は不可思議です。
認知症でもないのに
「置いて」「忘れ」ます。
程よく人の目につきながら
目立ち難い空間を好みます。
やっかいなものですが
時として美しく傾き
美しく褪せて失っていきます・・
時間・・日常・・
m
今年は栗の花の咲き方が凄い。
薄黄土色のひも状の花が木を覆い尽くしている。
近寄るとあの特有のむせ返るような匂いに
包まれる。
先日こちらに戻る途中、家の横に
夕闇の中に浮き上がった栗の木を見つけて
撮ってみた。
夜が匂うようだった。
Y
植物の圧倒的なボリュームに
巨大に蠢く芋虫のようなものを
感じて・・この奇怪さの
大いなる生命力にも感嘆して・・
槇でしょうか?
家々を押しつぶして
静かなる行進は果て無く
続いていくようです。
冗談半分で・・無粋な電線が
口から吐き出された
光線かなにかのように見えたら・・
ありえないものを
曇り空の中に垣間見て
和歌山の旅を終わります。
m
田舎に野生のジキタリスが咲きました。
といっても、あちこちに脈絡なく
こぼれた種から生えた株を
Yが寄せ集めて群落のようにしたのです。
不思議なことにこの花は
このあたりでは我が家にしか
根を下ろしません・・
植えた覚えはないので、最初はどこかから
飛んできたのですが・・
すっかり我が家の花になっています。
「西山眺望シリーズ」
m
先日、田舎に行った時の朝、
明け方までの雨が止んで
透明な日差しが緑の濃くなった田に
降り注いでいた。
明るい夏の日差しだった。
しかしこの日差しはほんの一時で
また梅雨の重い空気に
入れ替わってしまった。
久しぶりの「西山眺望シリーズ」
Y
加太の路地の奥の民家の2階に
洗濯物が干してあった。
写友と話をしながら見ていると
家の中から手が伸びて、
ちらっとその家の女性の顔が覗いた。
下で話している我々の話し声を聞いて
不審に思って覗いたようだった。
加太シリーズはこれでおしまいにします。
Y