連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
箱に入った人形と
古いショーケースの中の
小さな雛たち
時を経てきたものが
こうして丁寧に飾られている。
道具としては何の役にも
立たないものを、
こうして大事に扱う、
人間の心とは
不思議なものだ・・・
Y
本来、各々の家庭で、
女の子の成長の喜びを祝っていた雛祭り。
近頃は,観賞の仕方が
少し違ってきているような気がします。
春の暖かい光りが、
窓辺から差し込んで、
複雑な陰影をつけた世界が広がると
少し 古風な昔の優しい遊びを
思い出します・・
m
今回は青と赤の世界。
看板と雛飾りの対比。
ただそれだけだが・・・
春を待つ街角の景色である。
Y
町を歩けば、それでも人はあちこちにいて
暮らしの一端を覗かせたり
我が物顔の観光客が立ち食いをして
道幅は、いっぱいだけど
なんとなく、ありがたがいような
そんな昼下がりが過ぎていきました。
大正村にて・・
m
「よう来てくださったなぁ!」と
ふいに声をかけられた。
地元としては、人気がないのが
気になったのだろう・・
どこかで、大きな声で話しをする人や
立ち上がった笑い声がさざめき合って
広がってゆく、いつもの通りに
今は、誰もいない!
だが、人がいれば
埋もれてしまうものたちが
ひっそりとゆったりと息づいている
そんな時間帯が気になっている・・・
m
ショーウインドウの中で
人目もはばからず眠っている
テラコッタの裸像・・・
なんと言う安らかな寝顔だろうか、
平穏の極致、
こんな時間を持ちたいものだ!?
Y
岩村の古い町筋にある
薬屋のショーウインドウ。
昔と今では、
商品のイメージキャラクターに
これほど大きな違いがあるのかと
ちょっと驚かされる。
前はこの商店街で
この時季各店の前に雛人形を
並べて、観光の売り物にしていたが、
ここは3月3日からに変わっていた。
それでも結構人出があり、早春の
雰囲気も漂う町だった。
Y
先週の日曜日、久しぶりに岩村城址を
歩きました。
最近は、町おこしで、古い街道沿いに
雛人形を飾り付けているところが
多くなりました。
行った日は、雛祭り期間ではなかったのですが
気の早い観光客が、すでにちらほら。
車を降りて直ぐに
ガソリンスタンドにペイントされた
大きな達磨雛を発見。
だけど、良く見ると、お内裏様だけが
なぜか涙を滲ませています。
(実際は、ペンキが垂れただけなのですが・・)
青の晴れ着のお姿が
ちょっぴり孤独にみえました。
m
上の写真の雲は、
mの「ある日の雲」と同じ雲である。
角度を変えて撮ると、倉庫の隣には
これがいるのだ。
このキリン、随分前になるが、二人で
写真展をやったときのDMに使ったものである。
そして今もこの場所にいるのだ。
但し色は塗り替えられ、後ろ足の辺りには
邪魔者が置かれているので、DMのような
角度からは撮れなくなってしまった。
日がな一日南西の方角を向いて、
彼は何を考えているのだろう・・・
Y
素早い雲の動きに誘われて
何度もシャッターを切ります。
風と雲たちの鬼ごっこ!
鬼さんは、だ~れ!
一人、ぽつんと空にとり残された
お日様かしら?
青い屋根 青いネットに魅かれて
近寄ってみていると
いつしか 心が遊びたがって
私も仲間入り・・してもいいかしら?
m