斜光
冬は太陽の位置が低いので、光は斜めになり
当然影も斜めにできる。
田舎の我が家は昨年までは前の山の杉の森に
遮られて、この時期は陽射しが少なかったが、
今年は晴れれば家の周りが眩しい程、
冬の日差しのありがたさを身に染みて感じている。
Y
冬は太陽の位置が低いので、光は斜めになり
当然影も斜めにできる。
田舎の我が家は昨年までは前の山の杉の森に
遮られて、この時期は陽射しが少なかったが、
今年は晴れれば家の周りが眩しい程、
冬の日差しのありがたさを身に染みて感じている。
Y
田舎へ帰る道筋を変えたりするのが楽しい。
と言っても、運転はYがしているのでほとんどがあなた任せである。
Yが、偶然選ぶ道がまたいい。
思いがけないものを発見したりするとやったー!と思う。
よそ見できるので、よく面白いものを見つけたりして悦に入っている。
でも時々空振りで・・撮ってみて良かったものの味が
どんどん薄れてしまうのである。
農家の作業小屋周辺は面白いものがある。
銀杏にかけられたネットは、旅行先でみつけたものだが
黄色と青の色合いが鮮やかで飛びついた。
白装束の案山子には柿の木の影が忍び寄っていた。
m
もう大分前のことになってしまったが、
若狭で泊った翌日近くに石観音寺と言う有名なお寺があると聞いて
行ってみた。弘法大師が一夜で彫った片手観世音菩薩という秘仏が
あるそうだ。駐車場から、広いがかなり急勾配の参道を登っていくと
本堂があった。手足型のお守りがあり、それで痛い所をさすると
効き目がある?そうだが、もらってはこなかった。
Y
突如現れた石像の動物たち。
ゴリラ・ぞう・猪・トラ・アヒル・馬等々・
一体誰がこんなところにこんなものを廃棄したのだろうか・・
夏草の蔓が繁茂して動物たちを巻き込んでやがて枯れていきました。
かなりの月日を経過して薄汚れたりもしていますが
まだまだ現役でやっていけそうなものもあります。
今、ここで見ていることの事実・現実に比べて
異空間を闊歩する動物たちの群れの自由なこと。
青空の広がる空き地の一隅でした。
m
一週間前に行ったときは、まだ緑の葉も多くついていたのに
先日行くと、もう大量の葉が地面に散り敷いていた。
太い腕を広げたように伸びる枝先は見事に赤く染まっていた。
午後3時、もう対岸の山の端に落ちようとする陽が一層その
鮮やかさを際立たせた。
一週間前に行ったとき、以前は誰も寄り付かなかったのに、
テレビで放映されてからポツポツ人が来るようになったと
近くのログハウスの関係者から聞いたが、この日も前後して
2台の車が上ってきた。でも観光地とは縁のない静かな世界だった。
Y
初夏のころだったと思うけれど、
巨樹伝説のテレビをみて一度訪ねたことがありました。
大和の古今伝授の里の「奥の奥」という所です。
この道沿いは山影になるのが早くて晩秋から初冬にかけては
少し寂しさがあります。川向うにある「領家のもみじ」は
幸い時間的に陽射しが残っていておどろおどろした影や
散り敷かれた多量のもみじ葉のかしゃかしゃという音がありました。
このもみじ・・実は領家の墓所に植えられていたものでした。
江戸時代末期、落ちぶれた領家が贋金づくりに手を染めてお縄になったという伝説があり、
どれほど美しく輝くもみじであっても忌み嫌われて・・
誰一人として見ないといわれていました。
テレビの放映があったせいなのか、ちらほらと人が訪ねて来ていました。
見事な見事なそれは美しい「領家のもみじ」でした。
m
若狭熊川宿から山側に入ってみた。昔この奥に
小さな宿があったはずと思い行ってみたが、宿はなく、
小さなダム湖があった。
湖面にできた曲線が美しくて、作画してみた。
ここ数日穏やかな天気が続く。しかし田舎では
紅葉はすっかり終わり、家の周りは落ち葉だらけ。
Mがせっせと掃いているが、とても追っつかない。
こちらも紅葉や桜の落ち葉で大変だが、写真展の
準備などでやることが多く、こちらも追っつかない。
Y
11月も終わりになってきているのに
この暖かさはこれでいいのかと思うほどです。
今日は朝方、久しぶりに冷えたのですが
それでも思うほどの冷え込みではなくて
すぐにぽかぽか陽気になりました。
銀杏が綺麗なレモン色だといった人がいますが
落ち始めの銀杏は、すでにレモン色を過ぎて
黄金色でした。親鸞様の像が光りを受けて
彫りのあるお顔をみせていました。
善勝寺の銀杏、散り初めでした。
m
若狭諦応寺の銀杏観音に拝観した日は
三方五湖水月湖のほとりにある宿に泊まった。
ここ数年冬の初めに訪れている、いわば定宿だが、
いつもは他にせいぜい一組か二組の客がいるだけの
閑散としたところなのに、なんと今回は小団体を含め20人以上の
宿泊客がいた。こんな辺鄙なところにもGO-TU トラベルとかの影響が
現れているのだと、恐れ入ってしまった。
ここ数日暑いくらいの陽気が続いて、すっかり寒さを忘れてしまった。
今日の雨を境に、またこの時期らしい気温に戻っていくらしいが、
その方が体調的にはありがたい。
Y
若狭方面へ出かけた時は、必ず、海沿いにある
この樹を訪ねます。風の痕跡が顕著だからです。
海からの風にいたぶられて、耐えて生きているこの樹に心動かされます。
年々樹勢が衰えてきているように思われますが、
仲間の樹も散在しています。
なんとか最後まで見届けたい思いです。
m