金沢の観光スポット体験レポート その81(No.177)
◇金沢市金石・大野を巡る体験レポート(その5完)
11)大野日吉神社
大野町の産土神として崇められてきた威厳と風格を持つ神
社です。起源は、聖武天皇の天平5年6月(733)加賀国の
人道高古(伝不明)が、近江国の日枝山大山咋神(日吉大社
・「東本宮は大山咋神」「西本宮は三輪大物主神」)より神
徳に感じ、この大野の地に奉斎されたといわれる。貞観2年
(860)三輪大物主神を合祀し、山門、護摩堂、鐘楼等を建
て、日吉山王大権現と称した。
日吉神社となったのは明治7年3月(1874)。これは明治政
府の指針によるもので、神仏分離により神社から仏教的なも
のを払拭するため。日吉神社の境内には、寛政期末から文化
期(1792~1818頃)に北前船、大野船団・丸屋傳右衛門、傳四
郎が奉納した、狛犬や御神灯、からくり師といわれた大野弁
吉翁の屋敷跡碑も立っています。また神社の裏手には日和山
遊歩道もあり、そこから眺める夕日は絶景。
■写真は大野日吉神社参道
■写真は参道の灯篭
■写真は拝殿
12)大野からくり記念館
別途レポートします。
13)大野お台場公園
公園の緑地中央部にある池は、金沢港の潮の満ち引きによ
り砂浜が見え隠れするようになっており、池の中には北前
船をイメージしたテラスでステージが設置され、周りには
観覧席も設置されているので水上舞台として利用できます。
この公園のある場所は、幕末に黒船の来襲に備えた砲台場
跡地でもあり、資料を元に復元された大砲も設置されてい
る。からくり記念館のすぐそばで、目の前が金沢港である
ことから、観光客や釣り人、付近住民の憩いの場となって
いる。
■写真はお台場公園テラスステージ