植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇ここだけは押さえたい「兼六園のツボVol.2」①

2020-08-20 04:16:00 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.18)

◇ここだけは押さえたい「兼六園のツボVol.2」①(ユーチューブ連動解説版)



〇ことじ灯篭

現在兼六園のシンボルであり、写真撮影ポイントになっている徽軫(ことじ)灯籠は、霞ヶ池の北岸にある。脚が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱に似ていることから名が付いた。

この灯籠は水面を照らすための雪見灯籠の変形で、高さ2m67cm。一脚は水中にあって高さ2m20cm、陸にあるもう一方は80cm。この不均衡さが美しいとされている。
文久3年(1863)の「兼六園絵巻」では、現在の位置から程近い池の中に両足等長で立っていた。



初代は粟ヶ崎の豪商・嶋崎徳兵衛が献上したもの。現在は2代目で昭和53年(1978)に日本伝統工芸士認定の西村氏によって造られ、使われた石材は、初代と同様、香川の庵治御影石(宝珠、中台、中台受)、岡山の北木御影石(笠、両足)兵庫の本御影石(火袋)で造られている。



〇虹橋

霞ヶ池の北岸、徽軫灯籠の手前に架かる、長さ4m99cm、幅1m10cm、厚さ30cmの一枚橋。園内の切石橋の中で6mの黄門橋に次いで2番目に長い。赤戸室石の反橋で、琴の形のように緩やかな曲線を描いていることから、琴橋ともいう。橋のすぐ上流に落ちている小さな滝は琴の糸を表しているともいわれ、この辺りは琴にちなんで形づくられたと推測される。徽軫灯籠と虹橋を中心とした眺めは兼六園を代表する景観で、記念撮影の定番スポットとなっている。

〇霞ヶ池

兼六園の中心部にある一番大きな池。面積は約5800平方m、水深は最も深いところでm50cm。曲水は虹橋下流で霞ヶ池に流れ込み、内橋亭付近の流出口から翠滝になって、瓢池へ落ちる。池を中心にして栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎の松、蓬莱島などの名勝が配置され、回遊しながら多様な景色が楽しめる。



〇玩月松

曲水に架かる月見橋のたもとにある赤松。この松の辺は季節によって変わる月の出を愛でる最高の場である。月見灯籠、月見橋など月にちなむ設えが集中している。



〇月見灯籠

曲水が霞ヶ池に流れ落ちる少し手前にかかる月見橋。そのたもとにある、園内唯一の月見灯籠だ。高さは2m10cm、石材は御影石。満月をイメージして、笠や中台、火口も円形となっている。



〇眺望台

目前に卯辰山、左手には金沢市街から遠く日本海が広がり、右手には白山山系の一部である戸室山や医王山などが連なる。まさに180度のパノラマが楽しめる眺望台。





〇アサヒザクラ(旭桜)
初代の旭桜は、白山地方のヤマザクラの大木で、園内第一の老樹であったため大桜と呼ばれていた。 かつて、この桜を兼六園に運ぶために、道筋の50件の家を取り壊し500人の人夫がかかったという。 しかし、昭和12年頃に枯死し、現在は2代目。 ソメイヨシノなどの花びらが散った頃に旭桜が満開になる。





〇唐崎松

月見橋の傍らにあり、霞ヶ池に面して立っている。兼六園の松木は約560本。そのほとんどが黒松と赤松である。唐崎の松は黒松で、13代藩主斉泰が松の名勝地、琵琶湖畔の唐崎から種子を取り寄せて育てたもの。地面を這うように広がる見事な枝振りの松で、特に円錐形の雪吊りが施された様子は兼六園を代表する景観の一つである。



〇蓬莱島

別名、亀甲島。霞ヶ池のほぼ中央に浮んでいる。霞ヶ池を海に見立て、神仙島になぞらえたもの。これは中国の古い神仙思想で、海の彼方には蓬莱、方丈、瀛州という三つの島があり、そ
こは神仙人が住む理想郷だという伝説がよりどころとなっている。三島は不老不死や繁栄をもたらすものの象徴となり、かつて多くの大名庭園に取り入れられた。
また、その島は亀や鶴の形をしていたといわれ、蓬莱島も島の北東にある黒い大きな立岩を亀の頭、対極の石塔を亀の尾とし、島の形を亀に見立てている。亀甲島と呼ばれる由縁である。

(つづく)



ユーチューブここだけは押さえたい「兼六園のツボVol.2」アップしました。

*チャンネル登録お願いします。