金沢の観光スポットレポート(No.1803)
◇兼六園の桜2020-7 旗弁桜?海石塔しだれ桜、糸括り
兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ7年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。
15)キベンザクラ?(旗弁桜?)
写真でもわかるが雄蕊が旗状になるので、キベンザクラと呼ばれているが、内容不詳瓢池夕顔亭の前にある。
■写真はキベンザクラ?(2020.3.30 - 4.3)
16)カイセキトウシダレザクラ(四代目「海石塔しだれ桜」)
枝垂れ桜はエドヒガンの変種で、兼六園には7本ある。ソメイヨシノザクラと同じ時期(4月10日前後)に咲くが、ソメイヨシノよりも赤みが強めで華やかな紅。
初代は特別名木であった。二代目は平成29年に花が咲いたが、秋には枯れてしまい、現在のものは四代目。
■写真はカイセキトウシダレザクラ(2020.4.6)
17)イトククリ(糸括り)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で江戸時代から知られていました。「花壇綱目」(1681)に“糸くくり中輪なり”とあり、また「怡顔斎桜品」(1758)にもその名があることから古くからある品種と推定されます。小花柄が長く、花が束になって下垂するのでこの名がつけられたといわれています。船津静作の「江北里櫻の品種と特徴」には“大手毬トモ云ウ”とあり、また手毬は“糸括ヨリ早ク咲ク”とあります。
■写真はイトククリ(2020.4.6 - 9)
(つづく)