四方を海に囲まれた日本。
にもかかわらず、そこに住む私たちは、海洋権益について十分な知識を持っているでしょうか。少なくとも、かねうりきちじは「持っている」とは言えません。
例えば、昨年2021年10月に中国とロシアの軍艦が津軽海峡を通過しました。これについては、津軽海峡の真ん中は日本の領海ではないことは知っていましたが、それがどうしてなのかまでは知りませんでした。
本書は、世界の海洋秩序がどのように形成されたか、大航海時代のスペイン・ポルトガルによる海洋分割から説き起こし、オランダ⇒イギリス⇒アメリカと海洋覇権を有した国を中心に、その400年の流れを振り返ったものです。
第2次世界大戦後、海洋秩序は流動化しましたが、国連海洋法条約の発効により今のところ落ち着きを見せています。
しかし、台湾海峡、南シナ海、東シナ海をめぐる中国の野心は、日本だけでなく世界が知るところです。
こうした国際海洋秩序への挑戦をしようとする(している)中国にどう対処すべきか、前回紹介した『中国の行動原理』だけでなく、本書を読み、海洋秩序がどのように形成され、日本がどのようにそこに関わっていくべきなのかを知ることにあるのではないでしょうか。
目次
第1章 海を制した大英帝国
第2章 クジラが変えた海の覇権
第3章 海洋覇権の掌握へ向かうアメリカ
第4章 海洋ルールの形成
第5章 国際ルールに挑戦する中国
第6章 海洋秩序を守る日本
にもかかわらず、そこに住む私たちは、海洋権益について十分な知識を持っているでしょうか。少なくとも、かねうりきちじは「持っている」とは言えません。
例えば、昨年2021年10月に中国とロシアの軍艦が津軽海峡を通過しました。これについては、津軽海峡の真ん中は日本の領海ではないことは知っていましたが、それがどうしてなのかまでは知りませんでした。
本書は、世界の海洋秩序がどのように形成されたか、大航海時代のスペイン・ポルトガルによる海洋分割から説き起こし、オランダ⇒イギリス⇒アメリカと海洋覇権を有した国を中心に、その400年の流れを振り返ったものです。
第2次世界大戦後、海洋秩序は流動化しましたが、国連海洋法条約の発効により今のところ落ち着きを見せています。
しかし、台湾海峡、南シナ海、東シナ海をめぐる中国の野心は、日本だけでなく世界が知るところです。
こうした国際海洋秩序への挑戦をしようとする(している)中国にどう対処すべきか、前回紹介した『中国の行動原理』だけでなく、本書を読み、海洋秩序がどのように形成され、日本がどのようにそこに関わっていくべきなのかを知ることにあるのではないでしょうか。
目次
第1章 海を制した大英帝国
第2章 クジラが変えた海の覇権
第3章 海洋覇権の掌握へ向かうアメリカ
第4章 海洋ルールの形成
第5章 国際ルールに挑戦する中国
第6章 海洋秩序を守る日本
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