かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

植木鉢でホップを育ててみる~ホップ加工場見学記 おまけ

2014年08月31日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
今回の大人の工場見学に参加した方は、全部で8名。

加工場の人とお付き合いのある地元の方が1名。

ホップの苗も取り扱っているお花屋さんが1名。

ビール関係者が5名。

つまり、かねうりきちじだけが、まぁホップとは縁もゆかりもなかったのですが、ホップ苗も販売してらっしゃるお花屋さんは、自宅近くの知り合い。

そのお花屋さん、花の館の店主から最後にお土産をいただきました\(^_^)/



ホップの苗です。

自宅が持ち家ならグリーンカーテンにするところですが、残念ながらアパート住まい。

ですので、しばらくは大きめの鉢で育てようと思います。

ここで、成長の様子もお知らせできればと思います(^^)
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ドリンカーに求められているもの~ホップ工場見学記4

2014年08月30日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
乾燥したホップは、メーカーに引き渡されます。

ビールメーカーから生産者にお金が支払われるのは、乾燥重量ベース。

同じ容器に、別々の生産者の毬花を入れないのは、このためです。

さて、ここからはビールメーカーのお仕事。

見学前になんとなく抱いていたイメージだと、摘果からビールメーカーが手がけてると思っていたのですが、乾燥までは生産者協同組合のお仕事のようです。

もちろん、ビールメーカーも手伝うようですが、あくまでも主体は生産者なんだとか。

ビールメーカーが買い取った、乾燥毬花は、まず粉々に粉砕されます。

その時、気を使うのは品質の劣化。

常に窒素を注入して、酸化を防いでいるようです。

粉砕された毬花はペレットにされて、真空パックして、0度を保って工場まで運ばれます。

ホップをペレットにするのは、品質管理がしやすいこと、運搬効率がよいこと、ビールを生産する時に使いやすいからのようです。

ちなみに、粉砕された毬花はそのまま何も加えられず、圧縮してペレットになります。

お菓子の落雁のようなものと思っていただければ、近いのかなと思います。

ホップのペレットを手に取りましたが、乾燥前と変わらない爽やかな香りでした。

ホップと一口に言っても、生産から加工まで、ビール工場に届けられるまで、たくさんの手間暇がかけられているんだなと実感しました。

岩手県はホップの生産量日本第1位ですが、生産農家、生産量ともに年々減っているようです。

できれば、秋だけでなく、通年国産ホップのビールを飲めるようになるといいのですが...

軽米産ホップを使用したクラシックとアルト

ベアレンでも岩手県産のホップを使用したビールはまだごく一部

ベアレンビールに限らず、地ビールと言っても、実は原料は地物でないことが多いのが現状。

いつかの日か、麦・ホップが岩手県産のベアレンビールを一年中飲みたいものです。

それには品質とそれに見合った対価を払うこと、そしてそのファンであり続けることが私たち消費者に求められているような気がします。

とても有意義な大人の工場見学でした。

関係者の皆様、どうもありがとうございましたm(_ _)m
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パッと熱して、だんだん冷ます~ホップ加工場見学記3

2014年08月29日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)


一旦床下に入った毬花(きゅうか)は、ベルトコンベアーで天井近くまで持ち上げられます。

ここから乾燥の工程です。



平べったい金属製の容器に入れられますが、上・下ともに網になっています。

これは容器を重ねて、下から熱風を吹き上げるからのようです。

ここでも、最後は人の手によって、毬花が平らになるように均されす。



こうした平べったい容器を何段か重ねられて、レールの上に載って、それぞれ温度の違うゾーンを通過します。

ちなみに同じ容器に、別々の生産者の毬花が入ることはありません(その理由はまた明日)

さて、容器に入れられた毬花は、最初に一番熱い熱風を当てられ、徐々に低い温度のものを当てられます。

冷ましながら乾燥させるという感じでしょうか。

たぶんこれは、次に粉砕→ペレット状加工の工程があるからなのでしょう。

水分が10%にまで乾燥された毬花は、ここでビールメーカーに引き取られます。

それについては、また明日( ^_^)/~~~
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最後は人の手で~ホップ加工場見学記2

2014年08月28日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
ツルの状態のまま、加工場に持ち込まれるホップ。

ビールの原料に使われるのは、受粉前の雌株の毬花(きゅうか)だけ。



この作業には2台の機械が使われます。



そこで、まず鎌でツルを短く切り、それを1の機械に投入して、ツルや葉っぱを取り除きます。



手前の上の部分に載せると、



中身はどうなってるか分かりませんけどf^_^;) 、



おおむね毬花だけが手前の下の部分から出てきます。

でも、十分ではありません。



隣の2の機械に運ばれ、



何度もふるいにかけられて、最後は横から出てきます。



そして最後は人の手で、葉っぱや細かいツルの破片などを取り除きます。



一旦、床下のベルトコンベアーに載せられて、次の乾燥の工程に向かいます。

それについては、はまた明日( ^_^)/~~~
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大人の社会科見学~ホップ加工場見学記1

2014年08月27日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
かねうりきちじは、ビールを飲んでいるだけではありません。

ちゃんと勉強も(ごくたまに)しています。



昨日は、知り合いとビールにとって大切な原料について、勉強してきました......

ビールに大切なもの。

それは麦ですが、麦だけでは美味しいビールはできません。

では他に何が必要か......


これは遠野の六角牛山に登った時に見たホップ畑。

それはホップです。

毎年、秋になると、キリンが遠野産ホップだけを使用した“一番搾りとれたてホップ”を、サッポロが岩手県産のを中心に使用した“黒ラベル東北ホップ100%”を販売しているように、岩手県は作付け面積、収穫量ともに日本第一位となっています。

そんな岩手のホップ。

お盆明けのこの時期が収穫の最盛期のようで、加工も今が一番忙しいそうです。

そんな中、お邪魔して、加工の様子を見学させていただきました。

まず、ホップはツルのままの状態で生産者ごとに加工場に持ち込まれます。




これは、乾燥したホップの重量で支払いがなされるからのようです。

奥に見える機械で、毬花(まりばな)だけを摘み取ります。

それについては、また明日( ^_^)/~~~
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