かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

長者ヶ原廃寺跡の本堂はこんな感じ?

2012年05月31日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
湯浅のまちを後にしたkaneurikichiji が向かった先は、海南市。

この旅の最大の目的地といっても過言ではないお寺、長保寺(ちょうほうじ)です。

ところで、kaneurikichiji が調査を担当している長者ヶ原廃寺跡の本堂は正面から見ても、側面から見ても柱が6本ある建物。

これを五間堂といいます。
 ※ここでいう間(けん)とは、長さの単位ではなく、柱と柱の間の数を指していいます。



長者ヶ原廃寺跡と同時代、すなわち今から千年前の五間堂はなかなかありません。

長保寺の本堂も五間堂ですが、1311年の建立ですから鎌倉時代も末期の建物。

ただし、お寺の名前は、長保二年(1000)に創建されたことに因んでいます。

ですので、長者ヶ原廃寺跡とほぼ同じ時期というわけです。

で、鎌倉時代に造られた本堂は、創建時の面影も引き継いでいるのではないかとkaneurikichiji は考えています。



ただ残念だったのは、本堂と同じく国宝に指定されている大門と多宝塔が保存修理中だったこと。



そのため優美な姿を目にすることができず、ちょっぴりがっかり。

けれども再訪する時は、今よりもう少し建築の知識が増えてるでしょうから、また違った見方ができるかもしれません。

楽しみがまたできたということにしておきます。
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後悔先に立たず

2012年05月30日 | 旧ブログ記事(その他)
道成寺の後は湯浅へ。

伝建群を散歩したかったのと、しらす丼を食べに。



おいしくいただいた後、駐車場を探していたら駅前に観光案内所が。

そこで駐車場の場所を訊ねようとしたのですが、車も停められレンタサイクルも無料だったので、散歩からサイクリングに計画変更。

電気自動車用の急速充電器もありました。

で、そこにあった観光案内板に「紀伊国屋文左衛門生誕の地」の文字が目に入ったので、伝建群の帰りに寄ってきました。



伝建群も見たし、紀文の生誕地も行けたしで満足して次の目的地に向かったのですが、帰宅して写真を整理していて、後悔したことが・・・・

それは、満願寺に気づかなかったこと。

どういうことかというと、昨年も訪れた京都醍醐寺の金堂。



この建物、もとはこの満願寺の本堂。

それを、慶長5年(1600)、豊臣秀吉が醍醐寺に移築したものです。

醍醐寺の金堂が和歌山から移築されたということは知っていたのですが、そのどこからだったか忘れてしまい、何で読んだのかも思い出せないまま旅行に。

で、写真を整理していて、もしや満願寺では・・・と思い調べてみたら、そうでした。

国宝醍醐寺のふるさと、この目で見ておきたかったなぁと後悔しても、先に立たずですね。
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お仏様の中のお仏様

2012年05月29日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
といっても、王の中の王(King of Kings)のような意味でなく、そのものずばり。

仏像の中に仏像が納められている、いわゆる胎内仏です。

その胎内仏を道成寺で見てきました。

道成寺境内。真ん中の建物が本堂。

道成寺といえば、能楽『道成寺』をはじめとする“道成寺もの”を思い浮かべる方が多いかと思いますが、kaneurikichiji が今回の旅で見たかったものに、その胎内仏がありました。

道成寺には三体の千手観音菩薩像が安置されています。

そのうちの一体は、室町時代に造られたもので本堂の奥まったところに安置されています。通称北向観音と呼ばれていて、33年に一度しか開帳されない、秘仏となっています。

 本堂背面。真ん中の扉の向こうに北向観音がいらっしゃいます。

その北向観音。

1990年に修理された際、胎内からもう一体の千手観音菩薩像が発見されました。

調査の結果、奈良時代創建時の本尊と判明。

残念ながら、お顔と膝下が大きく欠けていましたが、修復の後北向観音とともに重要文化財に指定されました。

現在は、本堂に安置されていて、拝むことができます。



北向観音の次のご開帳は2038年。

その時、二体合わせてお目にかかれればと考えています。

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持てる力を出し切れば

2012年05月28日 | 旧ブログ記事(競馬関係)
昨日ダービー。

勝ったディープブリランテの父は、やはりダービーを勝ったディープインパクト。


ディープインパクト。2005年のダービーにて。パドック(左)と表彰式直前。

そのディープブリランテと父を同じくするわが愛馬、エポキシも当日レースに出走。

ダービーデイの東京競馬場の雰囲気はちょっといようなものがあるのですが、パドックでも落ち着いて周回できていました。



国枝調教師の直前コメント通り、仕上がりは悪くないようでした。



スタートも上手に決めて、道中は3番手。

4コーナーを回ってからしばらくは勝てるのではないかと思いましたが、踏ん張りきれず6着。

今の時点では持っている力はほぼ出し切っていると思います(たぶん)


でもすぐ息が入ってるからなぁ。

父がダービー馬ですからどうしても期待してしまいますが、エポキシには自分の力を出し切ってくれれば思ってます。
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また来年も

2012年05月27日 | 旧ブログ記事(競馬関係)
今日はダービーデイ。



ここ数年天気が悪かったのですが、今年は快晴。

気温もそれほど上がらず、風も吹いていたので競馬日和の一日でした。

近代競馬が開始されて150年目の今年、79頭目の日本ダービー馬となったのは・・・・

 

岩田康誠騎手が騎乗したディープブリランテでした。

関係者の皆さまおめでとうございます。

久々に見応えのあるゴール前でした。

馬券は

 皐月賞を勝ったゴールドシップ

を応援していたので外しましたが、満足して競馬場を後にすることができました。

最終レースが終わった後、岩手競馬の場外発売所に行ってみると・・・・



盛況でした。

おいで下さった皆さま、どうもありがとうございます。

JRAともども、岩手競馬の応援もよろしくお願いいたします。

来年もまた来ます!
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