観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

春のシギ・チドリ達が揃ってきました。

2016-05-03 09:14:27 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時21分 潮位 78cm

今日の満潮時間15時20分 潮位208cm

春の大型連休後半、干潮時間も少しずつ遅くなって春のシギ・チドリの観察もしやすくなってきました。

早朝6時過ぎに干潟を覗くと、もう干潟が干出しはじめて、ダイゼンとオオソリハシシギの群れがやってきていました。

 赤い夏羽のオオソリハシシギやダイゼン成鳥の数が目立つようになってきました。

 春のシギやチドリ達は、まだ5,000km先の繁殖地に向かう栄養をつけるため、干潟の泥の中からゴカイを探す姿をよく見かけました。

 チュウシャクシギも数を増やして今日は71羽カウントできました。

チュウシャクシギの数が増えてくると、干潟のあちらこちらで喧嘩が始まります。

相手を見つけると一目散にピピピピピっと鳴きながら、飛びながら向かっていきます。

 逃げる個体もいれば逆に向かっていく個体もいてこの時期の干潟は少し騒がしくなります。

今季も昨年の春と同じく小型のシギ類が不調です。例年なら1,000羽を超えているはずのハマシギも2羽、トウネンも48羽と寂しいカウント結果でした。

毎年春の渡りで藤前干潟にやってくる一番遅い種類はソリハシシギとキアシシギです。ソリハシシギはまだ見かけませんが、キアシシギは干潟や護岸下の岩場で観察できるようになりました。

春のシギ・チドリの渡りのピークは秋に比べ短く、1-2週間で終わってしまいます。
今春のシギ・チドリの渡りの観察に適した日は8日前後迄かと思われます。
8日を過ぎて再び潮回りが良くなるのは2週間後の22日になってしまい、そのころにはシギチドリノ渡りのピークを過ぎてキアシシギとソリハシシギのみになってしまいます。

今日観察出来た主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ237、ダイサギ6、コサギ5、アオサギ12、マガモ5、カルガモ23、コガモ27、スズガモ268、コチドリ1、ダイゼン37、トウネン48、ハマシギ2、オバシギ4、ツルシギ3、アオアシシギ12、キアシシギ3、オオソリハシシギ41(♂12)、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ71、セグロカモメ13、コアジサシ10

明日5月4日の干潮時間10時09分 潮位 53cm

明日5月4日の満潮時間16時17分 潮位230cm 

5月5日(木) 10時53分 潮位 30cm
5月6日(金) 11時37分 潮位 13cm
5月7日(土) 12時19分 潮位  2cm
5月8日(日) 13時01分 潮位  0cm

 

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