藤前干潟
今日の干潮時間11時18分 潮位 50cm
今日の満潮時間17時56分 潮位243cm
今日は月例の鳥類調査があって、引き始めに庄内川河口部に集まるシギ・チドリの数をざっと抑えたかったので早朝の干潟に行ってきました。
一番最初に現れたのは足の長いアオアシシギが11羽。ここまでは順調でした。
その後が続きません。しかも、引き始めの小さな干潟に集まった11羽のアオアシシギですが、群れが固まったまま動きません。そしてしばらくすると、飛び立ってしまいました。
アオアシシギが飛び去ってしばらくすると、上流から葦原沿いを低空でシギの群れが干潟に飛来してきます。
ソリハシシギの群れです。
春の渡りでは、一番最後に藤前干潟にやってきますが、秋の渡りでは一番最初に戻ってきます。
しかし、アオアシシギが去り、何も居なくなった干潟に賑わいが戻ってきたと思っていたのも束の間、ソリハシシギも導流堤の先端部の干潟に飛び去って行きました。
原因は、今日も干潟に現れた若いハヤブサです。
5月後半に藤前干潟からシギ・チドリが北の繁殖地に飛び去ってからは、あまり姿を見なかったのですが、秋の渡りが始まり干潟に再びシギ・チドリが戻ってきた頃、再びハヤブサの姿を見かけるようになり、最近では毎日干潟の鳥たちを追い回しています。だけど狩りは上手ではありません。
カウントのある日にハヤブサを含め猛禽が飛び回ってくれると(ミサゴは除く)、カウント結果にムラが出ます。
干潟ではハヤブサを恐れてシギ・チドリは飛び去りましたが、岸沿いの岩場にはキアシシギの姿を見つけました。
上空をカラスが飛んだり、人が近くを通ると近くの岩の陰に隠れて潜んでいます。
キアシシギの近くには、コチドリの姿も。
干潟では今年生まれのコチドリも見かけるようになりましたが、この個体は成鳥です。
また、まだ数は少ないですが、ウミネコの群れの中に、第一回夏羽から換羽途中の昨年生まれの個体を見かけるようになりました。8月の後半になるころには、もっと数を増やしてきます。
本日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会による「藤前干潟周辺鳥類調査」でカウントできた主な野鳥
カワウ436、ササゴイ3、ダイサギ65、コサギ22、アオサギ46、マガモ77、カルガモ832、ホシハジロ18、キンクロハジロ5、スズガモ20、ミサゴ6、トビ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、コチドリ3、シロチドリ2、ダイゼン37、ケリ80、アオアシシギ41、キアシシギ13、イソシギ7、ソリハシシギ52、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ22、ウミネコ237、他 合計40種2,372羽
※まだシギ・チドリの秋の渡りは始まったばかりで数・種類共、毎日ムラがありますが、 お盆を過ぎる、あと2~3週間後には一回目の秋の渡りのピークを迎えます。
※明日(8月7日(月))は休館日です。
7日月曜日の干潮時間11時53分 潮位 42cm
7日月曜日の満潮時間18時27分 潮位250cm
8日火曜日の干潮時間12時26分 潮位 38cm
8日火曜日の満潮時間18時57分 潮位255cm