観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハヤブサとチュウヒ

2017-08-04 21:48:26 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時58分 潮位 73cm
今日の満潮時間16時49分 潮位221cm

 

今日も庄内川河口にはダイゼンやソリハシシギ、チュウシャクシギなどのシギ・チドリが多数飛来していました。

キアシシギが護岸のすぐ近くでカニを食べているのも観察できました。

アオアシシギはゴカイのような生きものを捕まえた後、泥をすすいでから飲み込んでいました(アオアシシギの写真は地元のHさんから提供いただきました)。

 

このようにシギ・チドリなどを観察していたところ、突然、干潟の上にいたシギ・チドリやカルガモ、ウミネコなどが飛び去りました。

原因は、ハヤブサでした。

この後、風にあおられて、護岸に近づいてきたと思ったら・・・、

すぐ真上を飛んでいきました。お腹の縞が縦縞であることなどから、若い個体です。

この若いハヤブサは干潟を飛び回った後、ヨシ原に現れたチュウヒに何度も攻撃をしかけていました(上:ハヤブサ、下:チュウヒ)。

 

さらに、夕方には魚を持ったトビが野鳥観察館のすぐ目の前を飛んでいきました。

 

今日は、ハヤブサにチュウヒ、トビと猛禽類をよく観察できた日となりましたが、ハヤブサにこうも飛び回られてしまうと、シギ・チドリなどが散ってしまうのが残念です。

 

今日の最後は、干潟を代表する魚である「トビハゼ」です。(写真は地元のHさんから提供いただきました。)

2匹のトビハゼが干潟の上を並んで歩いていき・・・、

1匹が穴に入ると・・・、

続いて2匹目も・・・、

するりと同じ穴に入っていきました。

これは7月後半に撮影されたものだそうですが、恐らくトビハゼの繁殖行動だと思われます。

 

今週末は潮が良く、干潟が大きく広がります。また、まだ台風5号の影響もあまりなさそうです。

藤前干潟に野鳥などの生きもの観察に出かけるのにも良い週末だと思います(くれぐれも熱中症にはお気を付けください)。

 

※写真を撮った際には、ぜひこちら(↓)にご応募ください。

「秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展」の展示作品を募集中(8月20日締切)詳細はこちら(PDF)

 

明日の干潮時間10時40分 潮位 61cm
明日の満潮時間17時24分 潮位233cm

コメント
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