藤前干潟
今日の満潮時間 6時25分 潮位249cm、19時28分 潮位257cm
今日の干潮時間12時59分 潮位 37cm
台風5号は去りましたが、昨日と今日は風がまだ強く、川は茶色く濁り、潮の引きが悪い状態でした。
また、台風5号の影響なのか、昨日はクロハラアジサシ7羽、ユリカモメ(夏羽)2羽が庄内川河口の干潟に飛来しました。
今日はクロハラアジサシは確認できませんでしたが、6羽のユリカモメを確認できました。
台風5号は、シギ・チドリの飛来にも影響を与えるかと思いましたが、飛来数、種に大きな変化は見られませんでした。
(昨日確認できたシギ・チドリ:ダイゼン29、アオアシシギ4、キアシシギ3、ソリハシシギ40、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ29
今日確認できたシギ・チドリ:ダイゼン30、ケリ3、アオアシシギ19、キアシシギ2、イソシギ2、ソリハシシギ15、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ35)
昨日、今日はとても暑くもなり、昨日は庄内川護岸で水浴びをしているササゴイを間近で見ることができました。今年も稲永公園周辺で子育てをしていたと思われるササゴイですが、まだ今年生まれのササゴイの幼鳥の姿はみかけません。
護岸の岩場で餌を探していることも多いキアシシギ。昨日も今日も護岸近くでカニを捕っているのを観察できました。
また、昨日は藤前干潟ふれあい事業主催の「干潟の泥であそぼう」という夏休みのイベントが開催されたのでお手伝いに行ってきました。
このイベントは小学1~3年生が対象で、そのイベントのタイトル名のとおり、干潟の上で穴を掘ったり、泥団子を作ったりして、思う存分に泥の感触を楽しんでもらうイベントだったのですが・・・、
台風5号の影響で川が増水するなどして、泥の干潟があまり現れず、干潟に入れる状況ではなかったため(涙)、室内プログラムと石ころ干潟での生きもの観察に内容を変更して実施されました。
室内では、予め干潟からとってきてあった泥を触ってもらったり、干潟の生きものカルタを作ってもらうことに。カルタ作りでは、参加者のみんながそれぞれに気に入った干潟の生きもの(カニやトビハゼ、アナジャコなど)の特徴をよくとらえた絵札と読み札を作ってくれていて、その出来栄えにびっくりするほどでした。
石ころ干潟での生きもの観察では、タカノケフサイソガニ、クロベンケイガニ、カワザンショウガイ、ソトオリガイ、ヒロクチカノコ、フナムシなどがみつかりました。
今回は泥干潟には入れず、本当に残念でしたが、みなさんとても熱心にカルタ作りや石ころ干潟の生きもの観察をしてくれ、楽しかったという声もたくさん聞くことができました。
また、ぜひ、泥干潟の観察会に参加しにきてほしいと思います。
そして、まだ参加者募集中の夏休みの藤前干潟ふれあい事業イベント「干潟を音であそぼ~ヨシや貝殻で打楽器づくり~」のご案内です。
「泥であそぼう」と同様、小学1~3年生が対象のイベントです。
講師に、プロのパーカッショニスト(打楽器奏者)である本多"taco-bow"正典さんをお招きし、
干潟の貝殻やヨシを使って打楽器を作った後、みんなで演奏をします。
※昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(2016年7月27日の日記)。
↑「カキ殻とヨシのウィンドチャイム」や「小石とペットボトルのシェイカー」などを作りますよ。
【干潟を音であそぼ~ヨシや貝殻で打楽器づくり~】
日時:8月22日(火)10:00~12:00
場所:稲永ビジターセンター (野鳥観察館の隣)
対象:小学校1年生から3年生(保護者同伴)(8/12募集締め切り ※定員に達しない場合は継続募集します。)
定員:20名(応募者多数の場合は抽選)
参加費:無料
申込み先:メール、はがき、FAXにて名古屋自然保護官事務所まで
〒455-0845 名古屋市港区野跡4-11-2 稲永ビジターセンター内
TEL 052-389-2877 FAX 052-389-2878
Eメール WB-NAGOYA@env.go.jp
締切:8月12日(土)
主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
※内容や申込み方法、問合せ先等の詳細はこちら(名古屋市HP)
プロのパーカッショニストの演奏を間近に聴けて、一緒に演奏できるのは滅多にない機会だと思います。
夏休みの宿題の一助にもなるはずです。ぜひぜひご参加ください。
今日観察できた主な野鳥 カワウ302、ササゴイ1、ダイサギ20、コサギ14、アオサギ11、マガモ110、カルガモ390、ホシハジロ7、スズガモ9、ミサゴ7、トビ1、ダイゼン30、ケリ3、アオアシシギ19、キアシシギ2、イソシギ2、ソリハシシギ15、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ35、ユリカモメ7、ウミネコ203
明日の満潮時間 7時03分 潮位250cm
明日の干潮時間13時30分 潮位 42cm