藤前干潟
今日の満潮時間 7時53分 潮位247cm
今日の干潮時間14時03分 潮位 62cm
今日は昨日ほどではなかったように思いますが、かなり暑い日になりました。
屋外の堤防の上で連日、長い間バードウォッチングするのは、正直堪えます。
が、今日はサルハマシギとメダイチドリが護岸近くの干潟に飛来していると、来館者の方に教えていただいたので今日も干潟へ出かけました。
サルハマシギ(左)とメダイチドリ(右)が比較的近くで観察できました↓。両方ともまだ夏羽が残っていますが、サルハマシギの方は換羽がかなり進みつつあるようで、お腹の赤色がまだらですし、背中の羽が立っています。(下の写真は地元のHさんから提供いただきました。)
メダイチドリの群れ↓。今日はメダイチドリを16羽、確認できました。
メダイチドリの群れの中にはオオメダイチドリの幼鳥(一番右)と思われる個体も1羽みつけました↓。メダイチドリよりくちばしと肢が少し長いです。藤前干潟に訪れるオオメダイチドリはほとんどが幼鳥です。(↓の写真は地元のHさんから提供いただきました。)
この他、トウネンの群れも観察できました↓。トウネンは今までより数を増やして、22羽を数えることができました。
一番多く観察できたのはダイゼン↓。今日は86羽をカウントできました。
しかし、ハヤブサが現れて、何度か飛び回っていました。
同じく飛び回るソリハシシギの群れ↓。
ソリハシシギの中には肢に青色と白色のフラッグをつけている個体をみつけました(左から2番目)↓。宮城県で放鳥された個体ではないかと思われます。
今日、庄内川河口の護岸近くの干潟で観察できたシギ・チドリは、メダイチドリ、オオメダイチドリ、ダイゼン、トウネン、サルハマシギ、オバシギ、アオアシシギ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ でした。
シギ・チドリの種類と数が多くなってきたので、ついつい暑さも忘れて熱中して観察してしまいがちなのですが、熱中症には気をつけたいと思っています。
みなさんも屋外ではの野鳥観察の際はくれぐれもお気を付けください。
さて、8月20日まで募集していた写真作品の展示を明日より行います。
今回は、ありがたいことに予想以上の数の作品を応募いただきました。応募いただいたみなさん、ありがとうございました。
多種多様なシギ・チドリや、藤前干潟のいろいろな風景・生き物の作品が集まり、見ごたえのある写真展になっていると思います。
秋のシギ・チドリの渡りもピークを迎えつつあります。シギ・チドリの観察にあわせて、写真展にも足をぜひ運んでみてください。
※展示スペースを例年より広げたのですが、全ての作品を展示することができませんでした。ご了承いただきますようお願いいたします。
【野鳥観察館の秋の写真展】
「秋の野鳥写真展 湿地に生きる鳥~シギ・チドリ~」
「藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力~風景・生き物~」
展示期間:2017年8月26日(土)~9月24日(日)9:00~16:30(※最終日は15時まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・第3水曜日
場所:名古屋市野鳥観察館2階(名古屋市港区野跡4-11-2 稲永公園内)
明日の満潮時間 8時30分 潮位234cm
明日の干潮時間14時32分 潮位 81cm