観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

野鳥観察館前で観察できるカモたち

2018-12-22 18:28:49 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 5時50分 潮位236cm
今日の干潮時間11時33分 潮位 87cm

 

午前中は少し雨が降っていましたが、お隣の稲永ビジターセンターではカワザンショウガイというヨシ原に生息する小さな巻貝の生息調査イベントが行われていたり、

藤前干潟との日韓湿地交流で来日した韓国の子どもたちや、ウォーキンググループ、ドイツからのバードウォッチャーの来館などがあり、お隣の稲永ビジターセンターと野鳥観察館はなかなか賑やかでした。

 

お天気がいまいちだった今日は、午前中に広がった干潟には、800羽近くのハマシギが飛来しました。

昨日、一昨日とハマシギをほとんど観察できなかったので、少し安心しました。

この他、確認できたシギ・チドリは、シロチドリ22、ダイゼン66、イソシギ2、ダイシャクシギ2 でした。

韓国やドイツから来館された方が観察して喜んでいたミサゴは、今日は12羽を観察できました。大きなボラを食べている様子も野鳥観察館からは観ることができました。

 

また、今日は野鳥観察館前の護岸近くをハシビロガモの数羽の群れが泳いでいるのを観察できました。

英名でショベラー(shoveler)という名前がついているハシビロガモ。その名のとおり、ショベルのような幅の広い独特なくちばしを持つのが特徴のカモの仲間です。

このハシビロガモを野鳥観察館の目の前で観察できるのは、珍しいです。

しかし、どのオスの個体も完全にはきれいな繁殖羽にはなっていないようでした。

野鳥観察館前の護岸近くで最も頻繁に観察できるのはヒドリガモです↓(写真はオス、12月21日撮影)。

護岸のコンクリート壁や護岸にある捨石についた海藻などをこそげとって食べているのか、護岸のフェンスの下をこっそりのぞくとよく観察できます(気付かれてしまうと、少し遠くへ逃げて行ってしまいます)。

この他、マガモ、コガモ、オナガガモをすぐ近くで観察できることが多いです。

 

さらに、今日は野鳥観察館前でカワウの追い込み漁を観察できました。羽数が多い時は水音や羽音がうるさいほどの音で聞こえることもあり、迫力があります。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ145、カワウ748、ダイサギ5、コサギ16、アオサギ36、マガモ18、カルガモ20、コガモ25、ヒドリガモ31、オナガガモ296、ホシハジロ7、キンクロハジロ26、スズガモ171、ミサゴ12、チュウヒ2、ハヤブサ1、シロチドリ22、ダイゼン66、ハマシギ774、イソシギ2、ダイシャクシギ2、ユリカモメ71、セグロカモメ15、オオセグロカモメ4、ウミネコ5、ズグロカモメ12、カモメ1

 

明日の満潮時間 6時35分 潮位245cm
明日の干潮時間12時17分 潮位 86cm

※明後日(24日(月))は23日(祝)の振替休日のため、開館します。
明後日の満潮時間 7時19分 潮位247cm
明後日の干潮時間12時59分 潮位 87cm

※25日(火)は振替休館となります。
25日(火)の満潮時間 8時03分 潮位243cm
25日(火)の干潮時間13時42分 潮位 89cm

26日(水)の満潮時間 8時47分 潮位235cm
26日(水)の干潮時間14時26分 潮位 93cm


※ 年末・年始のお休み ※
2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)は休館いたします。

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