藤前干潟
今日の満潮時間 9時41分 潮位203cm
今日の干潮時間15時21分 潮位113cm
ご存じの方もいると思いますが、昨日の朝日新聞の朝刊、今朝の中日新聞と、新聞に相次いで藤前干潟のごみに関する記事が掲載され、プラスチックごみに関する関心が高まっているのを感じます。
この記事に触れられていたように、明後日(15日)は、’18秋の藤前干潟クリーン大作戦パート2として「藤前干潟ペットボトル一掃大作戦」が開催されます。
藤前干潟の大掃除にぜひご参加ください。詳細は藤前干潟クリーン大作戦のHPをご覧ください。
今日は天気は良かったですが、潮が悪く、干潟が出始めたのはお昼頃。
干潟が出る前、ヨシ原の上には3羽のチュウヒが舞っていました。
そして、干潟が広がってきたな、と思っていた13時過ぎ、野鳥観察館から正面の導流堤の脇の干潟の際で、オオタカが獲物をおさえるのを目撃。
おさえた後のオオタカの身体は半分が水に浸かり、獲物は完全に水の中でした↓。
この状態のオオタカにウミネコが次々と上空から飛んできて威嚇をしており、オオタカは随分長いこと、水に浸かったままでした。
しかし、ウミネコの攻撃が止むと、何とか低く飛んで導流堤の下の方まで大きな獲物を運んでいきました。獲物はオナガガモのようでした。
この後、オオタカは獲物を食べており、少なくとも閉館時間の16時半近くまではこの場所で観察できました。
そして、こちらは今日、オオタカの獲物となってしまったオナガガモの群れ↓。最近の藤前干潟では最も多く観察できるカモの仲間です。
野鳥観察館近くの護岸では、顔をうずめて休んだり、羽繕いをしたり、餌を探したり、それぞれがのんびり過ごしているようでした。
オスはチョコレート色の頭と白色の首、そして長い尾っぽでとてもスマートに見えます。メスはほぼ全身が褐色です。
護岸近くで餌を食べていたオナガガモのオス↓。
こちらは羽繕い中↓。
しばらくすると、最大干潮時間に近づき、庄内川の中ほどが浅くなってきたので、食餌のためにそちらへ次々とオナガガモは移動していきました。
また、今日のハマシギですが、昨日同様、夕方近くに200羽ほどのハマシギがやって来たのみで、飛来数は伸びませんでした。
今週末はさらに潮が悪く、観察もしづらいことから、潮が良くなってくる来週頭頃からに期待したいです。
今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ101、カワウ1,900、ダイサギ1、コサギ32、アオサギ29、マガモ25、カルガモ15、コガモ162、オカヨシガモ5、ヒドリガモ7、オナガガモ1,022、ハシビロガモ3、ホシハジロ2、キンクロハジロ11、スズガモ64、ホオジロガモ1、ミサゴ9、オオタカ2、チュウヒ3、ハヤブサ1、シロチドリ81、ダイゼン44、ハマシギ283、ダイシャクシギ3、ユリカモメ33、セグロカモメ13、オオセグロカモメ2、ウミネコ9、ズグロカモメ20
明日の満潮時間10時25分 潮位194cm
明日の干潮時間16時19分 潮位117cm
【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。