観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギは今日も1,000羽を超えました。

2018-12-09 18:26:38 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時21分 潮位235cm

今日の干潮時間12時57分 潮位 95cm

今日は昨日と同じ、藤前干潟の冬らしい冷たい西風が吹く寒い一日でした。

今日は毎月1回行っている、名古屋鳥類調査会と尾張野鳥の会合同の鳥類調査の日でした。

気温が低いので昨日・今日は水面に陽炎が立っていて、遠くの野鳥のカウントは辛いです。

もちろん写真を撮ると見た目以上に、陽炎の影響でユラユラな仕上がりになります。
上の写真は分かりづらいですが、600羽程のハマシギの群れが、ハヤブサから逃げるところです。

こんなに風が強い日なので葦原の上空にはチュウヒの姿を何度も確認できました。

虹彩は褐色に見えたので若い♀のようです。

他に、今日のカウントでは♂の成鳥も確認され、他に猛禽類はオオタカ・ハイタカ・ノスリ・ミサゴ・トビ・ハヤブサ・チョウゲンボウが見られました。

引き始めた干潟では、今日もズグロカモメの群れが時々やって来ます。まだ翼に褐色の斑がある若い個体や、

冬羽の成鳥も確認できます。

水面や干潟に餌を見つけると、

さっと上空から降りていきます。

ズグロカモメは好物のカニだけでなく、ゴカイの仲間も捕食しています。

 

今日のカウントでは、カモ類では昨日よりもオナガガモが飛来数を増やしたようです。またオカヨシガモが3ケタと数が目立ちました。

シギ類では昨日1,569羽カウント出来たハマシギは今日も1,479羽と、ほぼ同数が飛来しています。
ただ導流堤脇の庄内川右岸の干潟から移動することがほぼ無いので、フィールドスコープを使って400~800m先のこの干潟を見ないと、飛来数を実感することは難しいかも知れません。

名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会実施、藤前干潟周辺鳥類調査で確認できた主な野鳥
ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ64、カワウ1,710、ダイサギ25、コサギ13、アオサギ85、マガモ140、カルガモ88、コガモ390、オカヨシガモ128、ヒドリガモ191、オナガガモ1,942、ハシビロガモ11、ホシハジロ95、キンクロハジロ287、スズガモ270、ミサゴ23、トビ1、オオタカ1、ハイタカ1、ノスリ1、チュウヒ2、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、オオバン13、シロチドリ32、ダイゼン55、ハマシギ1,479、アオアシシギ8、イソシギ6、ダイシャクシギ2、タシギ13、オオハシシギ4、ユリカモメ29、セグロカモメ44、オオセグロカモメ6、カモメ7、ウミネコ8、ズグロカモメ34他  合計53種7,655羽

 

※明日12月10日(月)は野鳥観察館の休館日です。

10日(月)の満潮時間 7時55分 潮位230cm

10日(月)の干潮時間13時29分 潮位 98cm

11日(火)の満潮時間 8時28分 潮位222cm

11日(火)の干潮時間14時02分 潮位102cm 

コメント
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