観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

サルハマシギが新たに飛来しました。

2023-05-13 16:41:26 | 春の藤前干潟

前干潟

今日の干潮時間06時43分 潮位141cm

今日の満潮時間11時49分 潮位180cm

明日は朝から雨が予想されているので、春のシギチドリの渡りがピークを迎えた干潟へ明け方から向かいました。

今日は明け方から曇った天気で干潮時間の干潟は薄暗い日でした。

まだ薄暗い明け方でも葦原では、オオヨシキリが葦の上で盛んにさえずっています。

それぞれ自分のソングポストにとまっているので撮影は比較的容易です。

今日は小潮で干満の差が少なく、シギ・チドリの移動も少なく、一か所から長い時間、観察できます。

ハマシギの群れと共にサルハマシギの若い個体が飛来してきました。

5月3日から飛来している個体です。

続いて赤い夏羽のサルハマシギが2羽。

庄内川河口部では春と秋の渡りの時期に毎年サルハマシギが観察できますが、こんなに見やすく長い期間観察できることは少ないです。

そして5月3日以降滞在している個体に新たに換羽途中の個体が1羽飛来しました。

うっすらと赤い羽の部分があります。

左岸から導流堤の干潟を見ると、赤い個体がもう1羽。

しばらくすると対岸から先ほどの赤い個体も飛来し、左岸で赤いサルハマシギが3羽揃いました。

例年の感覚だとサルハマシギは連休過ぎの干潟で見ることが多く、今年は連休前半で3羽が飛来していのも珍しいうえ、今日5羽が揃って観察出来たことは幸運です。

今期はまだハマシギが藤前干潟から抜けることもなく、オオソリハシシギやオグロシギも確認できています。

また、シマアジについては昨日は観察できていますが、今日は自分が左岸についた時には釣り人が宝神下水処理場排水口付近に入ったためか他のカモ類もシマアジも確認できませんでした。

明日は雨が予想されていますが、観察館の館内からは雨を避けて春のシギ・チドリの渡り終盤を観察することができるはずです。

 

今日観察出来た主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ1,746、ササゴイ1、ダイサギ39、チュウサギ1、コサギ17、アオサギ39、マガモ8、カルガモ5、コガモ2、オカヨシガモ2、ヒドリガモ1、オナガガモ4、ホシハジロ1、キンクロハジロ5、スズガモ4、ミサゴ4、トビ1、ハヤブサ1、オオバン2、コチドリ6、シロチドリ2、メダイチドリ2、ダイゼン45、トウネン220、ハマシギ1,138、サルハマシギ5、アオアシシギ12、キアシシギ8、イソシギ2、ソリハシシギ2、オグロシギ2、オオソリハシシギ14、チュウシャクシギ30、コアジサシ35  

サルハマシギは午前・午後共に観察できました。

 

【今後の藤前干潟のイベント】

★4月22日(土)~5月28日(日)「愛鳥週間写真展2023」@名古屋市野鳥観察館2階

 

★5月20日「第38回’22春の藤前干潟クリーン大作戦」(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちらをご覧ください。

 

★6月3日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館

 

明日の干潮時間 8時06分 潮位120cm

明日の満潮時間11時49分 潮位180cm


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