名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
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藤前干潟
今日の満潮時間12時01分 潮位198cm
今日の干潮時間17時01分 潮位164cm
今日は雨が降り、稲永公園に訪れる人も少ない日でした。
12日(日曜日)は、勤務を休ませてもらって早朝は、定点箇所を1週間ぶりに覗いてきました。先週は24羽のセイタカシギが飛来していたのですが、今日はどうでしょうか?
ちょうど満潮時間頃に現地を確認すると、トウネンの群れが休息していました。
トウネンの124羽の群れの中に、キリアイが7羽。
他には、シロチドリ2、コチドリ8、ハマシギ20、サルハマシギ2、ソリハシシギ20、キアシシギ1、セイタカシギ5、タカブシギ1、イソシギ2、カルガモ、コガモ22、ハシビロガモ1、シマアジ3、キセキレイ1、ハクセキレイ、アオサギと、狭く鳥が遠い場所ですが十分楽しませてくれました。(スコープで見るには夢のようなポイントですが、期待しないでください100m以上距離が有って写真屋さんが決して喜ぶ所じゃ無いです。)
今年の春や8月中旬頃にいろいろな所から、今年はキリアイが多いと話を聞きましたが、藤前干潟では春の渡りの時期にも9月になってもキリアイの姿を確認できていなかったので、気をもんでいましたが、とりあえずキリアイの姿を見ることができて一安心。
庄内川河口にも飛来する事を信じて、引き始めの河口に向かいました。
でも本当の目的はキリアイじゃ無くて、カムチャッカ!
日曜日は午後の中潮だったので、到着した10時過ぎの庄内川河口はまだ満潮時間が終わって30分しか過ぎておらず、河幅一杯に水面が広がっています。
導流堤先端でほとんどのシギ・チドリが休息していたようで、ダイゼンやオオソリハシシギの群れが時々舞い上がるのが確認できました。
潮が徐々に引き、やっと岸沿いが浅くなってくるとトウネンの群れが飛来し始めました。
そのトウネンの群れの中から、11日(土曜日)に確認されたカムチャッカを探します。
いました!黒と黄色のフラッグをつけたカムチャッカ(カムチャッカでフラッグを付けられたトウネン)です。
土曜日にこのカムチャッカに気づいたときにはすでに遠くにいて、メタルリングの記号までは確認できませんでしたが、今日はスマスコ使わなくても何とかなりそうです。
無理やりトリミングをして、コントラストを上げると何とか「KS」の記号が読めました。
鳥までの距離が遠い藤前干潟。
以前からフラッグの色はスコープでも確認できましたが、メタルリングの記号までは確認することがなかなか困難でした。
しかし、デジタルカメラが普及してからメタルリングの記号を確認出来る機会が増えてきました。
その後、トウネンと一緒に2羽のキリアイが飛来しました。
土曜日は探しても見つからなかったので、今日が今季初めてのキリアイの確認でした(観察館調べ)。
たぶん早朝に見たキリアイがトウネンと共に移動してきたと信じています。
土曜・日曜とカメラマンがさほど多くなかった為か、近くにオオソリハシシギが7羽飛来したりしてゆっくりと観察できました。
さらに何故か春よりも秋に見る機会が増えるシマアジも今日は比較的近くに見ることができ、午後の干潮時間にはエリマキシギ♀も確認できました。
※明日(第三水曜日)は休館日です。
明日の干潮時間 6時27分 潮位 91cm
明日の満潮時間14時26分 潮位201cm